スタジオ宙

翼に夢を乗せて、軽井沢の別荘 動画UPしました

— Video uploaded, sous les ailes, Weekend House in Karuizawa —

竣工した「翼に夢を乗せて、軽井沢の別荘」の解説動画をUPしました。
是非ご覧ください。

sous les ailes
「神の御翼の下で守られる」—聖書より—

敷地を生かして空間の流れを作り、 緑の風景を楽しむ様々な視線を生みだすため、 スタディを重ねる中でこのカタチに辿り着きました。 斜面に呼応する傾斜屋根は、 緑の風景を立体的に室内に招き入れ、 地形に沿った床の段差は、内部空間に動きを与え、 微かに折れ曲がる軸線は、視線を風景の先へと誘導します。 中軽井沢の緑の中にまるで一羽の大きな鳥が、 翼を休めに舞い降りたような屋根のかたち、 その翼の下で、東京との二拠点生活が始まります。

郡裕美+遠藤敏也/スタジオ宙

設計のプロセスや工事の様子など、こちらのリンクにあります。
設計プロセス デザイン思考 https://www.studio-myu.com/news/archives/7123
最終案間取り決定 https://www.studio-myu.com/news/archives/7115
地鎮祭と着工 https://www.studio-myu.com/news/archives/7411
現場での打ち合わせ https://www.studio-myu.com/news/archives/7367
竣工写真 https://www.studio-myu.com/news/archives/7425

お時間ありましたら、ご覧ください。

投稿者:Yumi Kori |  お知らせ News, 動画, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

翼に夢を乗せて、軽井沢の別荘が竣工

— sous les ailes, Weekend House in Karuizawa Completed —

中軽井沢からほど近い森の中に、小さな別荘が完成しました。

A small villa we designed has been completed in the forest near Karuizawa.

敷地の傾斜にあわせて床には段差があり、緩やかに森につながります。

The floor has steps that match the slope of the site, gently leading to the forest.

地形に合わせて角度を振ったことで視線の先が見通せず、それによって空間の奥行きが生まれました。

By following the angle to match the terrain, the vista is gently lead to further, creating a sense of depth in the space.

家の中心にはキッチンがあって、シンクの前に立つと、緑の風景がよく見えます。

The kitchen is located in the center of the house, and when you stand in front of the sink you can get a wide view of the green scenery.

一段上がったダイニングからタイル張りのリビング、その先の小上がりの和室が見通せます。
視線の先にはいつも緑の風景が広がります。

From the elevated dining room you can see the tiled living room and the raised Japanese-style room beyond. Your vista is lead to the green scenery through the layer of the rooms.

薪ストーブの火の粉が飛んでも、タイル張りの床は安心です。

Tile floors are safe even if sparks fly from the wood stove.

和紙貼りの引戸をしめれば、客室になる小上がり

When you close the sliding door covered in washi paper, the raised area becomes a guest room.

窓際のカウンターは掘り炬燵になっています。

The study counter by the window is a sunken so that you can use it as a regeler desk.

狭くても広く感じる和室の様な客室。南からの光が柔らかく差し込みます。

The Japanese-style rooms are small yet spacious, with soft light streaming in from the south.

和室の左となりには、個室があります。

There is a private room to the left of the Japanese-style room.

天井が高いので、狭さをちっとも感じません。

The ceiling is high so it doesn’t feel cramped at all.

プロポーションを考えて窓の大きさと位置をデザインしました。
窓の前にはデスクを置いて静かに思考ができる場所です。

The size and position of the window was designed according to the proportions of the wall.
A desk is placed in front of the window, creating a place for quiet thinking.

キッチンの奥はプライベートゾーン、寝室とバスルーム、ユーティリティがあります。

Behind the kitchen there is a private zone, a bedroom, a bathroom and a utility room.

浴室、洗面、トイレが一体化したゆったりしたバスルーム。

A spacious bathroom with a combined bath, washbasin and toilet.

バスタブからは森の風景がよく見えます。窓を開ければ、気持ちの良い風が頬をなぜます。

You can get a good view of the forest from the bathtub. If you open the window, a pleasant breeze will brush your cheeks.

寝室には緑の風景しか見えないコーナー窓。

The bedroom has a corner window that offers a view of nothing but greenery.

景色を絵の様に楽しむピクチャーウインドウもあります。

There is also a picture window that allows you to enjoy the scenery like a painting.

建物は林の中にひっそりと建っています。

This house is built in the forest quietly.

まだ植栽工事がされる前なので、建物が形がよく見えます。
森の中に大きな鳥が羽を広げたようなプランです。

The planting work has not yet been done, so the shape of the building is clearly visible.
The plan resembles a large bird spreading its wings in the forest.

玄関ポーチは鳥のくちばしのように。

The entrance porch resembles a bird’s beak.

夜景をみると、内外のテラスの繋がりがよくわかります。

When you look at the night view, you can clearly see the connection between the indoor and outdoor terraces.

森の中にひっそり隠れる様に建つ別荘、
これから建主さんたちがここで楽しく暮らしてくださることを祈っています。
we hope that the owners will enjoy living here.

sous les ailes

「神の御翼の下で守られる」—聖書より—

中軽井沢の緑の中、
一羽の大きな鳥が、
翼を休めに舞い降りました。
その翼の下で、東京との二拠点生活が始まります。
敷地を生かして空間の流れを作り、
緑の風景を楽しむ様々な視線を生みだすため、
スタディを重ねる中でこのカタチに辿り着きました。
斜面に呼応する傾斜屋根は緑の風景を室内に招き入れ、
眼前の雑木林を立体的に室内に招き入れ
地形に沿った床の段差は、内部空間に動きを与え、
微かに折れ曲がる軸線は、視線を風景の先へと誘導します。 

郡裕美+遠藤敏也/スタジオ宙

■建物概要
主要用途 : 一戸建ての住宅
構造規模 : 木造 平屋建て
敷地面積 : 1250.59m² ( 378.30坪)
延床面積 : 107.41m² ( 32.49坪)
設計監理 : 郡裕美+遠藤敏也/スタジオ宙
施  工 : 三矢工業/湯本博貴、森下利樹

設計のプロセスや工事の様子など、こちらのリンクにあります。
設計プロセス デザイン思考https://www.studio-myu.com/news/archives/7123
最終案間取り決定https://www.studio-myu.com/news/archives/7115
地鎮祭と着工https://www.studio-myu.com/news/archives/7411
現場での打ち合わせhttps://www.studio-myu.com/news/archives/7367

お時間ありましたら、ご覧ください。

投稿者:Yumi Kori |  オープンハウス Open House, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

軽井沢の住宅の内覧会を行います。

— sous les ailes OPEN HOUSE —

このたび私たちが設計させていただいた軽井沢の住宅が竣工し、
建主のご厚意で内覧会を開催させていただくことになりました。

早い梅雨明けの避暑がてら、是非お越しください。
ご興味のある方はメールでご連絡ください。
案内状を送らせていただきます。

■日時:2025年7月12日(土) 10:30〜17:00 
■所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉字坂下

【スタジオ宙連絡先】
myu@studio-myu.com
電話: 0422-20-5071

sous les ailes
「神の御翼の下で守られる」—聖書より—

中軽井沢の緑の中、
一羽の大きな鳥が、
翼を休めに舞い降りました。
その翼の下に、
できるだけそのままの
自然を風景として取り込んで、
伸びやかな空間が生まれました。

敷地を生かしながら空間の流れを作り出し、
緑の風景を満喫する様々な視線を生みだすため、
数々のスタディ模型を作って検討する中でこのカタチが生まれました。
斜面に呼応する屋根は、緑の風景を切り取ることなく立体的に室内に招き入れ
地形に沿った緩やかな床の段差は内部空間に動きを与え、
微かに折れ曲がる軸線は視線を左右に、さらにその先へと誘導します。

■当日はスリッパをご持参ください。

■建物概要
主要用途 : 一戸建ての住宅
構造規模 : 木造 平屋建て
敷地面積 : 1250.59m² ( 378.30坪)
延床面積 : 107.41m² ( 32.49坪)
設計監理 : 郡裕美+遠藤敏也/スタジオ宙
施  工 : 三矢工業/湯本博貴、森下利樹

投稿者:Yumi Kori |  オープンハウス Open House, 工事の様子 Construction Site Diary, 設計のプロセス Design Process |  記事本文

シチリア島の海辺の別荘の敷地調査に行きました。

— Project in Sicily, Italy, has just started. —

敷地内にはオリーブの大木があり、その向こうには海の風景が広がります。

海辺の土地は広大で、お花畑が続く、美しい場所です。

シリリアに自生するサボテン。ピンク色の果実は食用にもされるそうです。

生垣にも使われます!今回も、これでフェンスを作ろうという話になっています。

イオニア海が間近に見えます。

敷地内には、廃墟があり、今回、保存修復する予定。

もともとワイナリーだった建物。

風景を切り取り、白昼夢のような空気感。

本当はこのまま修復しないで、このまま廃墟感を楽しみたいほど美しい!

これから海辺のVilla の設計を始めます!!!

投稿者:Yumi Kori |  日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |  記事本文

軽井沢の現場で内装の打ち合わせ

— Final meeting for Interior Materials/colors at the Karuizawa site —

軽井沢は晴天、現在進行中の現場に行きました。
仮囲いに包まれて、着々と工事が進んでいます。

入った途端に見えたのは大工さんの丁寧な仕事。無垢材のフローリングを張るときに板の間に薄い紙を挟むんです。そうすると木材が湿度の変化で多少膨張したり乾燥してすいたりしても大丈夫な、紙の分だけ余裕が生まれるんです。

今日は建主と内装の最終決定の打ち合わせをしました。
色や素材は 現場の光と空気感の中で決めないと判断を間違ってしまいます。
色って、周りの空気によって違って感じるんですよね。

投稿者:Yumi Kori |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

新しいオフィス空間を提案しました。

— New Proposal for the Laboratory —

某研究所のために、新しいオフィス空間の提案をしました。
町とつながりながらも適度な距離をもって仕事に集中するためには、
どんな空間が求められるのか? 
それを考えるうちに、
町との接点をどのように設計するのかということが
とても大切なテーマになることがわかり、
土間と縁側の良さが混ざった町とオフィスのバッファーゾーン、
環境共生のためのとしてのパッシブデザインでもあるエントランスホールを提案しました。

玄関ホールが2階のラウンジとも溶け合い、光あふれる空間に。

外観は、格子のようなコンクリート壁で、町との適度な距離をとりながら、柔らかく繋がります。

町とつながりながらも、静かに仕事に集中できるように、通り沿いにバッファーゾーンを設計提案しました。

会議室は、シアターのような場所。プロジェクターを使うなどの時は、こちらで。

投稿者:Yumi Kori |  設計のプロセス Design Process |  記事本文

最終講義「混じり合う領域」

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大阪工業大学での郡裕美の最終講義「混じり合う領域」、無事終わりました。
学生、OBのほか、多くの友人の方々にきていただき、とてもスペシャルな時間を過ごせました。

郡研究室の代表の田中直輝くんから、花束をいただき感激。

他にも、荒川+ギンズ東京事務所の本間さん、アーティストのRongrong &Inri さんからも素敵な花束をいただき感激しました。

おいでいただいた皆様、本当にありがとうございました。

研究室の学生、OB、空間デザイン学科の皆様のおかげで思い出深い会になりました。大学は卒業しますが、これからも建築設計、アート活動、頑張ります。どうぞよろしくお願いします!

投稿者:Yumi Kori |  講演会 Lectures |  記事本文