『設計のプロセス Design Process』 カテゴリーの記事
天井を思い切って剥がして見ると、最上階のため天井が傾斜になっていて、天井高が3.5mごえです。知らずに暮らす日常の裏に いろいろ隠れた空間が存在するものですね。
思い切って梁上は打ちっぱなしのコンクリートのままにするかなあ。
さすがに天井面は環境に配慮して断熱します。
投稿者:Yumi Kori |
工事の様子 Construction Site Diary, 日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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現在、スタジオ宙ではガレージハウスの設計を行っています。
「愛車を眺める、そのためだけの建物が欲しい」という建主の希望に答えるため、模型をつくり様々な造形を立体的に検討中。
いろいろなことを試していたら事務所内が模型でいっぱいになってしまったので、いちど机の上に全て並べてみます。
整頓してみると、デザインの系譜や差異がわかりやすく感じられます。
逆台形の壁で囲んでみたもの。
一枚の被覆を意識したもの。
たくさんの検討の中から、変わるものと変わらないものを見極めて、少しずつデザインを洗練していきます。
これからも検討は続きます。最終的にどうなるのか…乞うご期待です!
投稿者:admin |
日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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現在設計中の「ギャラリー+住宅」の実施模型を作成しました。イメージを伝えるためにこのようなセッティングでの撮影をしてみました。
実際は、都内の狭小地に建つ建物です。
間口が狭い敷地ですが、1階のギャラリー越しに裏の路地が見通せて広々と感じられます。
裏の路地からも階段ごしに、前面道路側が見通せます。
1階はギャラリーとして使う予定。
2階は階段室、寝室、そしてサンルームを兼ねたバスリビングがつながります。
3階は居間。高い天井のハイサイド窓から光が降り注ぎ、開放感のある空間です。
周り階段で登る屋上は、見晴らしの良いテラス。
建主に完成建物のイメージを伝えるため、私たちの事務所では、素材感なども現実に近い模型制作をしています。
完成が楽しみです!
投稿者:admin |
設計のプロセス Design Process |
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新しいプロジェクトが始まり、早速、実測調査に行きました!
露地のように細く曲りくねった山道の先に、その建物はひっそりと佇んでいました。
前庭から見た外観は洋館。所々に和洋折衷なデザインも見え不思議な魅力があります。
玄関に面して中廊下があり、その北側は洋風な意匠の部屋、南側には座敷があり、中廊下を軸として洋と和のデザインが同時に並存している特徴的な空間構成です。
床下の構造を調査するために床を剥がす。
上げ下げ式の洋風窓や天井のモールディングなどは凝った意匠になっている。
南側の和室も痛みがひどく、方々の柱が傾いており、かなり老朽化が進んでいる。
さて、これからこの既存建物が持つ空間構成と特徴を生かしながら、新たな価値を生み出しながら建物の再生していくという難しい仕事が始まります。何が新たに生まれていくのか、、、私たち自身も楽しみながら頑張ります!
投稿者:Yumi Kori |
日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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第3案は、町並みに面して門のような下屋のような奥行きのない空間を作り、その向こうにポケットパークのような居場所を作るデイディア。通り側からは建物越しに庭の風景を眺めることができます。敷地に小屋の小さな小屋や家形フレーム、木々をランダムに点在させることで、おとづれた人が思い思いに時間を過ごせるという提案です。
小屋フレームとその間の空間が居場所に。
投稿者:Yumi Kori |
日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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通りから見た格子のファサード
第2案では、通りに面して町並みに合わせた建物を建て、水庭の風景を作るアイディア。中庭には片流れの下屋のような建物を建て、居心地良さを生み出す提案です。蔵は、日常とはちょっと違う特別な場所として使う予定。新しいけど懐かしい、そんな空間が魅力です。
飛石が庭の奥へと人々を導きます。
デッキが中庭に面したステージのように使えるかも。
投稿者:Yumi Kori |
日常風景 Diary, 設計のプロセス Design Process |
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老朽化して取り壊された建物が空き地となって歴史的な町並みが歯抜けになってそこで途切れてしまう問題、日本の伝統的な町並みでよく見かけます。
それをどう解決したらいいのか?特に重要伝統的建物群保存地区の場合、新築であっても伝統的な形に習って建設する必要があるのですが、前と全く同じものを建てるのは不可能ですし、そうする意味もありません。。。歴史を大切にしながら、現代の人々が楽しめる場を新しく作るには?
今回、伝統的な町並みに面した空き地の持ち主からの相談に答えていくつかスタディをしました。敷地は、間口に対して奥行が長く、奥には蔵だけが残されています。今回のプロジェクトでは、町並みに対する配慮、心地の良い居場所づくり、さらに裏の古い蔵をどのように活用するかがポイントになってきます。
第1案は、なるべく建物を建てないで居場所を作るアイディア。通りに面して歴史的町並みのスケールに合わせて建物を建て、その裏に竹林を作る提案です。蔵は曳家して手前に移動してそれに合体して表の建物を作り、そこにカフェの厨房と客席を設けます。通り側から建物を通して竹林が見え、通行人を奥へと誘います。
この案の魅力は中庭に設けた竹林です。静けさを感じて散策しながらお茶も楽しめます。
竹林の中には椅子やテーブルを置いて、ゆっくりくつろげる場所に。
投稿者:Yumi Kori |
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