スタジオ宙

2011年8月の記事

人間と地球に優しい住まい「びおハウス F」サンルームのある家を提案。

— Proposed Passive-Low-Energy-BIO house F in Sendai on 8/23. —

8月23日ー25日 仙台で開催された「町の工務店ネット」の会合で、郡裕美が「びおハウス F」進化した縁側 サンルームのある家 の設計の提案発表しました。「町の工務店ネット」は、全国の工務店が集まってつくるネットワークで、今回は、北は北海道、南は鹿児島、建設会社、工務店、設計者など約100人ほど集まって、3.11以降の新しい住まいの形について考えました。

「びおハウス F」は、太陽のエネルギーを最大限生かし、電気をなるべく使わずにエネルギー自給自足ができるコンセプトハウス、新しい住まいのシステムです。「町の工務店ネット」の全国の仲間の協力の下、適正な価格で「人間と地球に優しい住まい」が手に入るシステムが実現します。太陽光発電が搭載されているほか、地中熱を使ったクールチューブ、プラス圧の換気で花粉症対策、人体に優しい木質系断熱材、ホタテ漆喰壁、無垢材などを用いた、「人間と地球に優しい住まい」です。

「びおハウス F」の一番の特徴は、日本の伝統的な建築にある縁側と土間を進化させて、冬はパッシブソーラーのダイレクトゲイン太陽集熱装置として、夏は日射遮蔽装置としても使えるサンルームがあることです。

サンルームは、エネルギーの消費を抑えながら快適に生活できる仕掛けとしてだけでなく、趣味や接客の場、室内洗濯干し場、ペットの居場所など、様々に使えます。サンルームを玄関に使う楽しい例などサンルームのメリットを「びお」新聞に投稿した記事を参照ください。

現在 「びおハウス F」の標準設計がほぼ完成し、9月初旬から愛知県で第1号のモデルハウスを建設することになりました。来年一月に見学会を開催予定です。「びおハウス F」コンセプトブックは、こちらをご覧ください。興味のある方が、お気軽にお問い合わせください。

投稿者:Yumi Kori |  お知らせ News |  記事本文

2世帯住宅の設計の難しさ、楽しさ

— 2 Family House Design Process —

二世帯住宅を設計する時は、普通の住宅とは全く違う頭を使う。2つの住まいをつなげることによって如何に楽しい空間を作り出すか、如何にそれぞれ独立したプライバシーを保つのか、そういった世帯間の関係を考えながら、建築というひとつの形にまとめあげる。当然のことながら、法的規制や予算をクリアし、安全や快適性を確保し、その土地の特性を生かし、それぞれの世帯の好みも反映させるという当たり前の設計条件を満たした上のことだ。…というわけで、2世帯住宅の設計をする時は、いつもにも増してかーっと知恵熱がでそうなほど脳を全回転させることになる。

その過程をくぐり抜けた二世帯住宅の設計が終了し、いよいよ着工することになりました。

大きな屋根の下2世帯が一緒に暮らす案、中庭を中心に回遊できる案、庭をはさんだ別棟案など、打ち合わせの段階で現れては消えていった様々なプラン。それぞれ設計の条件を満たしながら、2世帯の関係性が微妙に違っている。どの案もすべて知恵熱を出しながら考えた、楽しい仕掛けが盛り込まれた、とっても愛着のあるデザインばかり。模型を壊す前に、ここで一部お披露目をすることにします。

投稿者:Yumi Kori |  設計のプロセス Design Process |  記事本文