スタジオ宙

『美術の仕事 Art, Stage Design』 カテゴリーの記事

謹賀新年_2025年の活動報告

— Happy New Year 2026 —

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
I wish you a wonderful New Year. 

今年もお正月は精進湖から本栖湖へのハイキングをし、雲一つない絶景の富士山を堪能し、心晴れやかに新年を迎えました。おかげさまで昨年も様々な新しい挑戦ができました。2月には科研調査のためスイスへ。アートと建築がシームレスに融合されている様々な好事例に出会いました。帰国後、手続き型建築モックアップ「蜃気楼階段」のワークショップと研究発表を大阪ガスのNEXT21実験集合住宅で行い、荒川修作の「天命反転」思想の研究を深めました。4月にはイオニア海沿いのヴィラ設計のためにシチリア島へ、6月には軽井沢の別荘が竣工、8月にはイタリアの中世都市マラノラで作品制作と研究発表、11月には大阪箕面瀧安寺で建築の見えない力を想起する作品を制作発表、12月には新しく設立した一般社団法人空間芸術文化研究機構の仲間と一緒に「経済からみたアート」セミナーの企画。そして、それらと並行して千葉県佐原での歴史的建造物再生のプロジェクトにも取り組みました。
今年も人の心に響く美しい空間を創るべく頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

Last year, we took on new challenges in architecture, art, and research. In February, Yumi had a final lecture and exhibition at Osaka Institute of Technology, in April, went to Sicily for a new architectural project, in June, completed a villa in Karuizawa, in August, created an art/architecture installation in the medieval city of Maranola, Italy, and in November, created site-specific artworks at Ryuanji Temple in Minoh, Osaka. In parallel with these projects, we have also been working on revitalizing historical buildings in Sawara, Chiba Prefecture. We will continue to work hard to create inspiring spaces that resonate with people’s minds. 

郡裕美+遠藤敏也 / スタジオ宙一級建築士事務所
Yumi Kori + Toshiya Endo/ studio MYU
★以下、2025年度の私たちの活動報告です。
ご笑覧いただき、ご感想などお聞かせください。
★Below is a report on our activities for 2025.
Please take a look and let us know your feedback.

sous les ailes  「神の御翼の下で守られる」—聖書より—
木造 平家建て、長野県 軽井沢

森の中にひっそりと佇む別荘が完成。敷地の傾斜の生かして空間の流れを作り、小さいながらも変化に富んだ空間がうまれました。sous les ailesは、フランス語で翼の下でという意味です。
インテリア写真、設計のプロセスがわかるリンクはこちらです。
https://www.studio-myu.com/news/archives/7425
室内を案内する動画を作ったら、あっという間に3000回近く再生されびっくり。以下がリンクです。
https://www.studio-myu.com/news/archives/7487

“sous les ailes”, Wooden one-story house, Karuizawa, Nagano 
By taking advantage of the slope, we designed a naturally flowing space, creating a small yet rich environment in a forest. 
Here is the link for more photos and the design process. 
https://www.studio-myu.com/news/archives/7425
and to the Video. (Please set the subtitle.)
https://www.studio-myu.com/news/archives/7487

歴史的建物の再生と新たな価値の創造プロジェクト
千葉県香取市佐原 

1997年より佐原での歴史的町並みの再生に関わってきましたが、昨年からまた新しいプロジェクトが始まりました。 佐原に残る数々の魅力的な建物を、シェアキッチン、シェアオフィス、カフェ、コミュニティスペースとして再生し、町に新たな賑わいを生み出す計画です。佐原での取り組みに対して2015年度建築学会賞(業績)をいただいてからはや10年。これからも引き続き、歴史と有機的につながる生きた町並みを再生する活動に取り組んでいきたいと思います。

We have been working on the revitalization of Sawara’s historic townscape since 1997. Last year, we started working on new projects, converting charming old houses to shared kitchens, offices, cafes, and community spaces, bringing new vitality to the town. In 2015, we received the Architectural Institute of Japan Award for our achievement. We continue our efforts to revitalize living townscapes that are organically connected to the present and history.

蜃気楼階段 / Maranola 
建築インスタレーション、マラノラ、イタリア

マラノラは、イタリア西海岸にある中世の城壁都市。石畳の道と建物が傾斜に沿って複雑に絡み合い、それらを結ぶ様々な階段が人々の生活を支えています。そんな町の小さな広場に「蜃気楼階段 / Maranola 」を設置しました。サイズが微妙に縮小された2つの登れない階段を、人々はどう感じたのでしょうか?
町の写真、制作のプロセス、作品コンセプトはこちらをご覧ください。
会期:2025.8.28-30 Seminaria Sogninterra
材料:スチール、蛍光塗料、ブラックライト、釣り糸、
助成:関西大学「2025年度戦略的研究拠点形成支援経費(基盤形成型)」、小笠原敏晶記念財団
 

Mirrage Stairs / Maranola
Mirage Stairs /Scale-Juggling Escalator, Maranola, Italy
Seminaria Sogninterra 2025, Aug.28-20.
Environmental Art Biennial Festival – 8th Edition

Maranola is a medieval walled city located on Italy’s west coast. Cobblestone streets and buildings intertwine intricately along the slope, and staircases are scattered throughout the buildings to support people’s daily lives. I installed a new “procedural architecture” mockup, “Mirage Stairs/Maranola,” in a small square. 
Here for more photos and text for the concept.
 
うつし・よ

建築インスタレーション、箕面瀧安寺鳳凰閣、大阪市水面に映る世界は、極楽浄土かそれとも現実世界か?箕面瀧安寺鳳凰閣の広間を池に見立てて「浮島」を作り、そこで生まれる「気分」を楽しむ空間作品です。建築家の武田五一が「平等院の鳳凰堂の気分」を表して大正時代に設計したとされる国の指定文化財の中で、来場者の方はかつての平安貴族が思い描いた極楽浄土のに想いを馳せながら、しばし幻の時を過ごします。

展覧会の作品写真、製作風景はこちらをご覧ください。
コンセプト、建物の歴史や背景はこちらをご覧ください。
会期:2025.11.15〜30、箕面の森アートウォーク参加作品
材料:アクリミラー、榀ベニア、木材 協賛:三菱ケミカル インフラテック、新興プラスチックス、総合資格学院

UTSUSHI YO
Is the world reflected on the water’s surface paradise or the real world? My architectural Installation transformed the Ryuanji Temple Hououkaku hall into “Pureland”, as if it were floating on water. The audience is invited to stay in the installation and enjoy the feeling and atmosphere. This hall is a National cultural heritage, and it was designed by well-known architect Goichi Takeda, inspired by the Phoenix Hall, which represents “Pureland”, built during the 11th century. For more installation photos and for the concept and the architectural information, please visit the link.

Minoh no Mori Artwalk 2025,  11.15-30Ryuanji Temple Hououkaku, Osaka
Architectural installation. Materials: Acrylic mirror, oak veneer, wood
Nov. 15th – 30th, Minoh no Mori Artwalk 2025
 

「EVOCATION」@箕面の森アートウォーク2025

 2018年の台風で倒壊した建築、瀧安寺の「庫裡」の記憶をカタチにするインスタレーション「Evocation」 が、2025年の会期中、再び甦りました。失われた建築の記憶を、参加型のアートによって想起するチャレンジです。また、私たちが製作したポスターとデジタルサインが、阪急電車の車内や梅田駅、京都河原町駅の構内に掲示されました。EVOCATION の作品のコンセプト、動画は、こちらをご覧ください。 ポスターとサイネージは、大阪工業大学郡研究室OBの中村翔太さんと一緒にデザインしました。
 

「さりげない違和感と戯れる」
Mirage Stairs / 蜃気楼階段 , 荒川修作+マドリン・ギンズ「手続き型建築」の形態を探る

荒川修作+ギンズの天命反転思想の研究の一環でつくった蜃気楼階段は、現在、大阪ガス 実験集合住宅 NEXT21の住宅の中にあります。ギャラリーに展示するのではなく、蜃気楼階段が不条理的劇のように日常の中に挿入されることで、住人にとっての建築の見え方が変わり、この装置が手続き型建築として作用することを目論んで創りました. ワークショップの様子はこちら.
主催:荒川+ギンズモックアップ研究会(空間と身体感覚の相互作用にもとづく空間デザインの研究)
ワークショップ:大阪ガス 実験集合住宅 NEXT21 日時:3月16日、12月6日Mirage Stairs Workshop, Organized by: Arakawa + Gins Mock-up Research Group
at the Osaka-Gas NEXT21 experimental housing complex.
The Mirage Stairs, created as part of Arakawa Shusaku and Gins’ research ​​on reversible destiny, are currently installed in the Osaka Gas NEXT21 experimental housing complex. Rather than being exhibited in a gallery, the Mirage Stairs were inserted into the house like an absurdist play, with the intention of changing the way residents perceive their everyday spaces and creating a device that functions as procedural architecture. Click here for more information,

★2026年2月15日に大阪ガスNEXT21実験集合住宅にて、「蜃気楼階段」の体験会、イタリアで作った蜃気楼階段の報告会、手続き型建築の研究発表会が開催予定です。会場のNEXT21実験集合住宅の見学会も同時開催。(参加ご希望の場合はご連絡ください。)

投稿者:Yumi Kori |  メッセージ Message, 建物の完成 Project Completion, 日常風景 Diary, 美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

「混じり合う領域」 大阪工業大学 郡 研究室 展覧会

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設営風景のプロセス動画

大阪工業大学空間デザイン学科教授を退任するにあたり、梅田キャンパスの1階ギャラリーにて展覧会開催しました。
設営は現役生とOBの全員が、現場で手を頭を動かし、試行錯誤を繰り返して空間をつくり上げました。

会場では、郡が2016年の着任以降に行ったアート/建築プロジェクトと、研究室学生やOBの作品がランダムに配され、それらが絡み合う糸で結ばれています。糸は境界線にもみえ、各ブロジェクトを繋ぐWEBのようにもみえます。各作品を観るだけでなく、境界線を越える感覚、境界線下に留まる感覚が感じられ、またそれらが絡み合ってできる空間も楽しめるインスタレーションです。大学と町、アートと建築、学びと日常の境界が混じりあうことを願い、全長約50メートル、高さ10メートルの大阪工業大学梅田キャンパスのギャラリー空間に新しい流れを創出しました。

会場中央には、箕面アートウォーク2023の一環で制作した箕面瀧安寺の庫裡のカマド跡の記憶を想起させる作品 EVOCATION の体験型モックアップを吊るし、自由に中に入って空間体験できる作品も展示しました。

また、緑の大きな紙飛行機が吹き抜け空間に飛び交わせることで、来場者の視線を空と誘います。そして、会場のつきあたりには、Green Airplane 2025 OIT 参加型アートプロジェクトを設置しました。来場者が各々の思いを紙に書いて紙飛行機を折って飛ばす作品です。私たちの思いが世界に届くことを願い、床に置かれた一直線の緑の光が窓ガラスの境界線を超えて町へと伸びていきます。

展示デザインは、研究室 OBと学生が協力し、設営も協力して行いました。展示に際しては、総合資格学院の協賛をいただき、また、ここに展示されている各プロジェクトは、様々な方々の協力や協賛を得ることで可能になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。

展示内容は以下で構成されています。

●着任後、郡裕美 が設計した竣工した建築の模型と写真と記録ビデオ。
 研究室の学生またはOBが設計検討や模型制作などに関わったもの

●着任後、郡裕美が制作したアート作品の写真と記録ビデオ。
 研究室の学生やOBが制作に関わったインスタレーション。

●研究室の学生及びOBが制作した作品やその記録写真。
中村光汰(大学院2年生)、今岡崇(2022卒)、中村翔太(2021卒)

●2024年度 卒業設計審査会入賞作品。
笹倉悠斗、包吉 智温、那須 悠希、本多翔希 (学部4年生)

●4年生前期課題の地域連携プロジェクト。設計提案発表会ポスターと設計提案書。
2016年より2024年度まで毎年実行。(2021年度はコロナのため中止)

●Green Airplane 2025 @OIT 参加型アートプロジェクト

「混じり合う境界」
郡裕美+大阪工業大学郡研究室+LSDL 

2025年2月18日(火)〜22 日(土)
@大阪工業大学 梅田キャパス1階 ギャラリー 
会場デザインは、中村翔太+奥村収一/ LSDL,  大阪工業大学郡研究室OBが中心になって進めました。

会場内に飛び交う紙飛行機

Green Airplane 2025 OIT 参加型アートプロジェクト

緑の光は、DNライティングのFX50-LED。2021年に協賛していただいた時のテープライトを再利用しました!

EVOCATION の体験型モックアップ

4年生前期課題の地域連携プロジェクト。設計提案発表会ポスターと設計提案書

2024年度 卒業設計審査会入賞作品

そして、2月20日には、建築家の吉井歳晴さん(Wiz Architects)と、
2月22日には、現代アートの研究者の池上裕子さん(大阪大学教授)とクロストークを行いました。

吉井歳晴さんとのインスタレーションを巡りながらのトーク

池上裕子さんとのトーク

投稿者:Yumi Kori |  展覧会情報 Exhibition Info, 美術の仕事 Art, Stage Design, 講演会 Lectures |  記事本文

「さりげない違和感と戯れる」蜃気楼階段 体験会のご案内 @大阪ガスNEXT21

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3月16日(日)、大阪ガス実験集合住宅NEXT21にて、荒川+ギンズ関連のイベントが開催されます。

大阪工業大学梅田キャンパス、大阪ガスNEXT21、千里中央公園、関西大学吹田みらいキャンパスと展示してきた蜃気楼階段」が、現在大阪ガスNEXT21に戻ってきています。

今回は関西大学の石津智大さん、京都芸大の服部滋樹さんとのトーク・ディスカッションと、
関西大学の小室弘毅との蜃気楼階段ワークショップです。


ご興味がおありの方はぜひご参加ください。

「さりげない違和感と戯れる」 蜃気楼階段 体験会
「暮らす・人間する」大阪ガスNEXT21と荒川+ギンズ「建築する身体」思想

未来の暮らし、100年続く暮らしを考えるための実験集合住宅NEXT21が、これまで30年の歩みを積み重ねてきて得られたものと、現代美術家荒川修作と詩人マドリン・ギンズの建築作品、彼らの思想とが交差する点を、日常生活の中にさりげなく違和感を潜ませる建築装置《蜃気楼階段》を通じて、考え、体験するイベントです。

日時:2025年3月16日(日)13時30分〜16時30分(受付13時〜)
会場:大阪ガス実験集合住宅NEXT21(〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6−16)
参加定員:45名(参加無料、事前予約制)

プログラム
13時30分〜15時 トーク&ディスカッション
パネリスト:
郡 裕美(建築家・大阪工業大学教授)
石津 智大(関西大学文学部教授)
服部 滋樹(京都芸術大学教授)
司会: 三村 尚彦(関西大学文学部教授)

15時10分〜16時30分 《蜃気楼階段》体験会、ワークショップ+NEXT21 の住宅見学
講師:
郡 裕美(建築家・大阪工業大学教授)
小室 弘毅(関西大学人間健康学部教授)

お申込み方法(事前予約制・先着順):
申し込みフォームよりご予約いただいた上で、直接会場にお越しください。

https://agxkansai250316.peatix.com/

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主催:荒川+ギンズモックアップ研究会(空間と身体感覚の相互作用にもとづく空間デザインの研究)2023年度関西大学研究拠点形成支援経費採択課題

協力:大阪ガス株式会社、大阪工業大学、関西大学、荒川修作+マドリン・ギンズ東京
事務所、科学研究費補助金:基盤研究 (B) 荒川修作+マドリン・ギンズ映画資料アー
カイブ構築による映画制作過程と身体論の研究(課題番号:22H00616)

投稿者:Yumi Kori |  お知らせ News, 美術の仕事 Art, Stage Design, 講演会 Lectures |  記事本文

役者の動きで場を作る舞台美術@高田馬場

— New "place" emerges through the actor's movement. —

さまざまな大きさや色の箱がランダムに置かれているだけに見える舞台セット。

でも実は、役者がその箱に座ったり、登ったり、その上で立ち止まったり、あるいは、2つの箱の間を通り抜けたりするたびに、新しい場が生まれるように感じるよう、それら箱は、注意深く考えた。

デザインのプロセスは、上のリンクをご覧ください。

例えば2人の役者が、箱のこちら側と向こう側にいると、2つの世界が舞台の上に現れる。

照明が変わると箱のこちら側と向こう側の世界に、舞台が別れる。

これは、昨年、小劇場「新宿タイニイアリス」の創始者で、オーナーである西村博子を追悼して行われた公演。叔母の葬式で出会った劇団アランサムセの方々から舞台美術の依頼を受け、叔母がひいきにしていた劇団のステージを一緒に作れるなんて、なんてラッキーと思い、私は二つ返事で引き受けたというのがことの始まり。

西村博子は私の敬愛する叔母。幼少の頃から型破りの大人が身近にいることで、私は自分の中にいつも未知の可能性を信じられた。久しぶりに挑戦した舞台美術。博子さんが天国から見てくれているといいな。

投稿者:Yumi Kori |  美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

箕面の森アートウォーク2023が始まりました!

— "Minoh no Mori Art Walk 2023" is in session @ Osaka —




郡裕美が参加する芸術祭《箕面の森アートウォーク2023》が、10月20日より始まりました。 すでに多くの方々が鑑賞してくださっていて、嬉しい限りです。



10月29日(日) 13:30

11月3日(金) 12:00

郡裕美 によるアーティスト・トークが行われます!

作品制作の背景や箕面山瀧安寺という場所のもつ歴史など、参加作品である「EVOCATION」を取り巻く様々な事柄について、郡が説明していきます。

最新の作品の説明は、こちらをご覧ください。
https://www.studio-myu.com/news/archives/6731





EVOCATION

インスタレーション:Yumi Kori / 郡 裕美
制作:大阪工業大学 郡裕美研究室+有志、越智工務店、studio C、mtit、アルテ・アバン、スタジオ宙

会期:2023年10月20日(金)〜11月3日(金)  
時間:10:00〜16:30 (入場は16:00まで)

郡裕美 アーティストトーク:
10月29日(日)13:30~14:30(瀧安寺 境内)
11月3日(金)12:00~ (瀧安寺 境内)



最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分)
芸術祭の会場:箕面山 瀧安寺 / 聖天宮 西江寺 / 箕面大滝前 / 梅屋敷 / 琴の家
                     阪急箕面駅から大滝への滝道に様々なアーティストの作品が展示されます。

郡裕美 展示会場: 瀧安寺の赤い橋を渡った有料エリア(入館料500円) に設置。
                      瀧安寺は箕面駅より徒歩15分

瀧安寺は、修験道を創始したといわれる役行者が箕面滝で修行をした由来で、658年に建てられました。その客殿と鳳凰閣(武田悟一設計、登録有形文化財)が、芸術祭の会期中は特別公開されます。


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舞台美術 for 劇団アランサムセ @高田馬場 東京

— Stage Design@Takadanobaba, Tokyo —

10月20日から東京・高田馬場ラビネスト劇場で始まる演劇公演の舞台美術を担当しています。舞台の模型やCGを作りながら様々な検討を重ねています。

舞台は廃墟を思わせるシーンから始まるという脚本。
そこで、コーラケースやありあわせの箱を積み上げるという
シンプルな舞台セットを提案しました。
最初、観客には、単なる廃材置き場にしか思えないのに、
そこに役者が登場し、役者が動き回ることで、

コーラ瓶ケースがステージに見え、
積み上げられた箱の間が門に見え、
その隙間に道が生まれ、
影の向こうに別の場所が見え隠れし
様々な意味や関係性が生まれては消え、
空間や時間の重層性が感じられるといいなと思いました。

朝鮮半島を南北に分断する38度線がテーマの今回の舞台、
箱の隙間にできた道をあえて視覚化することを提案、
すると、ある時は2つの世界を分断する境界線となり、
ある時はこちらと向こうをつなぐ道にみえ、
そしてある時は、それが南北をまたがって流れるイムジン川に見え、
ある時は舞台上のもう一つのステージに見える、、、

役者の動きや光の変化で、
新しい関係性を見出すことを試みれたらいいなと思っています。
今はまだ、試作の段階で、
まだ、これから検討を重ねていき、公演日に向けて更にデザインを発展させていきたいと思います。

お時間、許せば、是非、おいでください。

劇団アランサムセ 結成35周年公演  「노고지리(ノゴジリ)~つばさ~」
◆公演日時:2023年10月20日(金)~22日(日)
20日(金) 19:30~
21日(土) 14:00~ 19:30~
22日(日) 14:00~
◆場所:高田馬場ラビネスト(東京都新宿区西早稲田3-27-4)
◆チケット:当日4,000円 前売3,500円 学割3,000円(全席自由)

◆予約・問い合わせ

✉

aransamse@gmail.com
原作:李仁石 ◆脚色・脚本:金恵玲 ◆演出:金正浩 ◆出演:金恵玲 金順香 金正浩(劇団アランサムセ)     経塚裕弘 盧華順 ※電話番号はフライヤーをご覧ください。

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箕面の森アートウォーク2023 に参加します。

— We participate "Minoh no Mori Art Walk 2023" @ Osaka —


2018年の台風被害で大破した箕面山瀧安寺の庫裏(本坊)の跡地にインスタレーションを作ります。庫裏はかつて寺の台所。もともとの建物には越屋根(かまどの上の煙抜き)があり、ここで煮炊きされた食事は長年多くの修験者を支えてきました。タイトルの「EVOCATION」というのは「想起」という意味。今回、その「失われた庫裏の記憶をかたちにする」ことを考えました。

かつて、ここには大屋根の庫裡があり、
はるか元禄の時代より、
多くの修験者たちの食事を賄ってきた。
土間のかまどでは火が絶えず、
木組みが見える高い小屋裏の、
煙抜きから差し込む天光は、
さぞ美しかったに違いない。
5年前の台風でその建物は大破し、
跡形もなく解体された。
時の流れの儚さを受け止めて、
未来につながる確かな記憶を伝えたい。

今秋 10月20日(金)より開催される《箕面の森アートウォーク2023》の正式参加作品です。芸術祭の間は、会場の《瀧安寺》の客殿と鳳凰閣(武田悟一設計、登録有形文化財)もこの特別公開されます。また、会期中は、阪急箕面駅から大滝へと続く滝道にアーティスト達が様々な作品展示をします。

※ 芸術祭への出展に伴い、郡が教鞭をとる大阪工業大学空間デザイン学科の郡研究室が中心となって、10月13日作品制作に伴う建築ワークショップを行います。詳細は《こちら》.

EVOCATION / 想起 

会期:2023年10月20日(金)〜11月3日(金)  
時間:10:00〜16:30 (入場は16:00まで)
会場:箕面山 瀧安寺 境内 (入館料500円)
最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分) ※瀧安寺は箕面駅より徒歩約15分
制作:大阪工業大学 郡裕美研究室+有志、越智工務店、スタジオ宙、studio C、mtit


さて、今回のアートプロジェクトの背景を紹介します。

《瀧安寺》は、修験道を創始したとされる役行者が箕面滝で修行をし、滝のそばに自ら弁財天の像を祭祀して箕面寺(のちの瀧安寺)と称したことを起源とする。山岳の道場として多くの修験者を受け入れることで発展し、現在に至る。今も多くの修験者がここを訪れる。

瀧安寺 の客殿と庫裏跡地を本堂側から箕面川ごしに見る。
台風被害前の庫裏の外観写真 : 庫裏は寺の台所。大屋根には越屋根(かまどの上にある煙抜き)があ利、土間と空をつないでいた。
台風被害前の庫裏の鳥瞰写真: 客殿とつながって庫裡(台所・本坊)があり、越屋根(かまどの煙抜き) が見える。

その際、お寺の台所として瀧安寺の重要な役割を果たしていたのがこの庫裏である。外観を特徴づけている越屋根の下の土間には大きなかまどがあり、そこで煮炊きされた食事は修験者に供されてきた。しかし2018年に発生した台風21号によって倒れたケヤキの巨木が庫裏に直撃したことで、大屋根が陥没し、建物は大破する。

台風被害後(大破した庫裏の撤去工事中)鳥瞰写真
庫裏の跡地が空き地になっている現在の鳥瞰写真

古来から食を施して修験者を支えるという重要な役割を担っていた庫裏。
その記憶をかたちにするサイトスペシフィックな作品を作りたいと思った。

江戸時代に描かれた箕面瀧安寺の鳥瞰図 『摂津名所図会』


最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分)
  ※瀧安寺は箕面駅より徒歩15分
箕面は、大阪梅田から電車で30分とは思えない自然あふれる場所。秋の箕面山とアートを楽しみに、是非おいでください。箕面ビールも有名です!

右は箕面大滝の写真です。秋の美しい箕面の自然を楽しむついでに是非おいでください!


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