スタジオ宙

家具作りワークショップを行いました!

— Furniture Making Workshop with Students —

新大阪で進行中のマンションのリノベ現場にて、大阪工業大学の学生たちと家具作りのワークショップを行いました!

2日間のワークショップで作ったのは、アイランドカウンターとダイニングテーブル。

木材をやするところから始まりました。

郡が工具の使い方を実践してから、学生にバトンタッチ。



工具に触れるのが初めてという学生。初めは緊張していても、慣れていくうちに楽しくなって、自分たちでいろんな工夫をしてくれました。

次に、ドリルを使って木材に穴を開けていきました。設計図を読みながら、ひとつずつ正確に。

組み立て方も大事。完成形を思い浮かべながら、組み立てていきます。

組み上がった家具を、最後に塗装していきます。せっかく上手に組み立てられたから、綺麗に塗りあげたい。すごい集中力でした。

ワークショップを終えて、家具は無事完成!!

とても綺麗な仕上がりにできました。
参加してくれた学生の皆さん、お疲れ様でした。ものがどうやって作られているのかを肌身で学んだ経験は、これからのデザインの勉強にも生きていくと思います。

投稿者:admin |  工事の様子 Construction Site Diary, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

役者の動きで場を作る舞台美術@高田馬場

— New "place" emerges through the actor's movement. —

さまざまな大きさや色の箱がランダムに置かれているだけに見える舞台セット。

でも実は、役者がその箱に座ったり、登ったり、その上で立ち止まったり、あるいは、2つの箱の間を通り抜けたりするたびに、新しい場が生まれるように感じるよう、それら箱は、注意深く考えた。

デザインのプロセスは、上のリンクをご覧ください。

例えば2人の役者が、箱のこちら側と向こう側にいると、2つの世界が舞台の上に現れる。

照明が変わると箱のこちら側と向こう側の世界に、舞台が別れる。

これは、昨年、小劇場「新宿タイニイアリス」の創始者で、オーナーである西村博子を追悼して行われた公演。叔母の葬式で出会った劇団アランサムセの方々から舞台美術の依頼を受け、叔母がひいきにしていた劇団のステージを一緒に作れるなんて、なんてラッキーと思い、私は二つ返事で引き受けたというのがことの始まり。

西村博子は私の敬愛する叔母。幼少の頃から型破りの大人が身近にいることで、私は自分の中にいつも未知の可能性を信じられた。久しぶりに挑戦した舞台美術。博子さんが天国から見てくれているといいな。

投稿者:Yumi Kori |  美術の仕事 Art, Stage Design |  記事本文

11/10(金)6pm ~「Between Art and Architecture 」郡裕美 講演 @美術館にアートを贈る会2023度総会にて

— Between Art and Architecture, Yumi Kori Lecture —

ベルリンの地下貯水場でのインスタレーション

11月10日(金)午後6時より「Between Art and Architecture」 と題して講演をすることになりました。建築にはアートとして人々の心に語りかける力があると信じ、「アートと建築」2つの世界を行き来しながら活動を続けてきました。それぞれの実践を通じ、アートの力、建築の力について考えてきたことを語ります。皆さんと一緒に楽しく語り合いながら思考を深められれば幸いです。

秋の夜をぜひご一緒いたしましょう。
(参加ご希望の場合は、事前にお申し込みが必要です。)

■日時と内容:
2023年11月10日(金)17:30開場

 18:00-18:15 美術館にアートを贈る会の総会(活動報告。どなたでも参加可能)
 18:15-19:00 講演会「Between Art and Architecture」
        ゲスト・建築家/美術家 郡裕美氏
 19:00-20:00 懇親会

■会場:アートコートギャラリー
大阪市北区天満橋1-8-5 アーコート1F
Tel: 06-6354-5444
http://www.artcourtgallery.com/access.html
アートコートギャラリーでは翌日(11/11)から吉岡千尋展が開催予定ですので、準備の整った吉岡展を一足先にご覧いただくことができます。

■参加費:お一人様/3,000円
サポート会員は無料。サポート会員への申込は当日も受け付けますので受付でお申し出ください。

■参加申込:懇親会の料理などの準備の関係で、11/7まで にメールでお申し込みください。
      美術館にアートを贈る会 事務局 info@art-okuru.org

■郡裕美 アート作品紹介
        https://www.yumikori.com
■郡裕美 建築作品紹介
        https://www.studio-myu.com

銀座 メゾンエルメスでのインスタレーション、光の移ろい、街のネオンなどの環境を取り込んだ作品

投稿者:Yumi Kori |  メディア掲載 Press Publication |  記事本文

記憶をカタチにする作品: EVOCATION 制作の意図と背景@箕面瀧安寺

— The presentation panel at the exhibition " Evocation" —

展覧会が始まってから会場に何度も足を運び、観客の方々と対話を重ねるうちに、だんだん自分の作品に対する理解が深まって、やっと自分がここで何を作りたかったのかということを言語化できるような気がしてきた。
EVOCATION というのは、想起するという意味で、2018年の台風で失われた瀧安寺の庫裡(寺の台所)の記憶をカタチにし、記憶の空間と時間を体験するインスタレーション。
会期終了まで3日を残す今、改めて今回の作品の背景やコンセプトについて語りたいと思う。

今回のサイトは、阪急箕面駅から箕面川にそって緑溢れる滝道を徒歩15分ほど歩いたところにある瀧安寺の境内。本殿の右側、箕面川を渡る瑞雲橋という赤い橋を渡った高台にある。対岸からは山を背景に鳳凰閣、客殿の建物が見える。橋を渡って坂を登ると、門の前には空き地があり、門扉にはかつてそこに建っていた庫裏の大屋根の建物の写真が貼られてあった。
2018 年の台風で裏山の欅の大木が屋根に倒れ込み、瀧安寺の甚大な被害を受け、大破したという。そして、客殿はなんとか修復したものの、庫裡は修理も叶わず解体されたことを知った。

<空き地になっている庫裏の建物跡、門扉には庫裏の建物の写真が貼ってあった>
<門扉に貼ってある台風被害前の庫裏の写真。大屋根の上にある腰屋根が特徴>

<2018年の台風で裏山の欅が倒れ込んで、客殿、庫裏は大きな被害を受けた様子>

<瀧安寺瀧安寺ホームページにあった2018年の台風被害の様子>

そこで、住職に話を伺いながら庫裡について調べてみることにした。瀧安寺は、修験道の創始者と言われる役行者の由来で7世紀に建てられた寺で、古代より多くの修験者を支えてきた。修験道は日本古来の山岳宗教で、厳しい修行を通して「験力」を得て人々の救済を目指す実践的な宗教で、自然とのつながりを大切にする。客殿と庫裡は、1699年、元禄の時代に建立され、鳳凰閣は昭和に入ってから建築家の武田五一が設計したという。
庫裡は寺の台所で、自然の恵みである食物を修験者に施す存在であった。かつて里の人々がここで料理し、修験者その施しを受け、やがて修行で「験力」を得ると自分の里に戻って人々を癒したという。かつて庫裏の中心にあった土間のカマドの上部には煙抜きのための越屋根があり、そこから同時に、光と風を取り込み、人と大地と天空をつなぐ仕掛けであった。

<Google Earth で被害前の写真を発見。上空からも越屋根がよく見える>
<Google Earth で時間を遡り台風に直撃され解体工事が進む写真>

箕面瀧安寺 客殿と庫裡跡 2018年の台風被害

客殿とつながって庫裡(台所・岩本坊)があり、越屋根(かまどの煙抜き) が見える。

庫裡はお寺の台所として瀧安寺の重要な役割を果たしていた。外観を特徴づけている越屋根の下の土間には大きなかまどがあり、そこで煮炊きされた食事は修験者に供されてきた。

2018年に発生した台風21号によって倒れたケヤキの巨木が庫裏に直撃したことで、大屋根が陥没し、建物は大破する。古来から食を施して修験者を支えるという重要な役割を担っていた庫裡。その記憶をかたちにするサイトスペシフィックな作品を作りたいと思った。

かつての航空写真をみると、庫裏は、かつて客殿とつながった大きな建物であったこと、大きな屋根の上に越屋根があったことがわかった。そこで、住職に頼んで昔の話を聞かせてもらった。かつて庫裡には大きな土間の台所があったこと、そこに村の人々が食べ物を持ち寄り、炊き出しが行われて客殿に運ばれ、多くの修験者に食を施したこと、暗くて寒い土間の天井を見上げると幾重にも重なった木造の架構が美しく、煙抜きの越屋根からはかすかに光が差し込いたことなど、様々な空間の記憶を聞かせてもらった。そこで、解体前の建物の実測図を見せてもらい、かつての庫裡の建築の大きさや構造を知り、かまどや越屋根の位置を割り出し、またかつて客殿と繋がっていた廊下の位置も特定した。
そして、私は、その失われた建物の記憶を4つのアートのカタチで表現することにした。

■クウカンノキオク (空間の記憶)

2018年の台風で大破した庫裡の建物の柱割を白糸で縄張りした作品です。糸を頼りにを敷地をめぐり、今は見えない壁を想像し、その中に入り、部屋の大きさを感じ、失われた空間に思いを馳せ、空間の記憶、記憶の時間を感じてみて下さい。建物の高さは現在の客殿と同じくらいあり、床面積もとても広かったことがよくわかります。

■コシヤネノキオク(越屋根の記憶)

庫裡の建物の中心にあり、最も重要な特徴である越屋根をなぞった形の作品です 。かつてカマドの熱や煙は越屋根を介して空へ抜けていき、ここから天光も入ってきました。作品に入り、空を見上げ、赤く燃える炎のメラメラを想像し、失われた越屋根の記憶に思いを馳せみて下さい。この小さな建築は、外から見るとミラーテープに覆われているため、周りの風景を写しこみ、その姿は常に変化します。見る人の角度によって、建物が見え隠れし、また、太陽光が変化し、風向きが変わるたびにその表情を変えます。
作品の中に吊られている石は、もとはこの大地の一部でした。重力のベクトルが空を希求する記憶も視覚化します。

■ ツナガリノキオク(つながりの記憶)

かつて、客殿と庫裏は廊下でつながった一つの建物でした。そこで、解体前の庫裡と客殿がつながっていた廊下の部分に玉石を並べたインスタレーションを作りました。客殿の中と外、両方に注目してください。かつて庫裡で作られた食事は客殿に運ばれ、修験者に振る舞われました。自然の恵みを象徴する餅のイメージを白い玉石に重ねました。(客殿の中に展示してあるパネルの下には、作品のモデルがありますが、そちらでは、白い石の代わりに本物の米を使っています!)失われたつながりを想像してみて下さい。

■ホドコシノキオク(施しの記憶)

餅や飯を想起させる白い玉石をひとつ手にとって、かまど跡に建てられた「コシヤネノキオク」の周りに並べて下さい。自然の恵みに感謝して、土と火と空に「施し返し」をすることをイメージして、参加者の方々に参加していただきたいと思いました。かつて越屋根の下にあったカマドには、自然の恵みである米や野菜が運ばれ調理され、それが客殿に運ばれ、修験者を支えました。かつて修験者が受けた施しの返礼を行うことで、施しの心が世界に広がっていくことを願いました。

□作品制作はワークショップで

また、今回の作品を多くの人の協力で実現できました。実際の建設は、郡が教鞭をとる大阪工業大学の郡研究室+有志が中人になって、ワークショップ形式で行いました。

This is a site-specific art installation realized on the site of Ryoanji Temple in Minoh mountain, Osaka, which was founded in the 7th century. The temple’s “kuri” building (former kitchen) was completely destroyed by a typhoon in 2018. The kitchen was important to the temple because it supported ”shugendo”, Japanese indigenous religion through the provision of food to practitioners. The lost “kuri” had a ”kamado” (earthen floor stove) and a small hip roof above it for ventilation and sky light, and that created a strong connection between the ground and the sky. Therefore, through my work, I wanted to evoke the memory of the lost architecture and reconsider the meaning of the “kuri”.

EVOCATION 箕面の森アートウォーク2023参加作品 

Yumi Kori

ワークショップ実施:10月13日・15日・18日・19日

協賛: 総合資格学院

制作:大阪工業大学  郡裕美研究室+有志,   スタジオ宙,   越智工務店 ,  

アルテ・アバン ,   studio_C ,   mtit

投稿者:Yumi Kori |  メディア掲載 Press Publication |  記事本文

箕面の森アートウォーク2023が始まりました!

— "Minoh no Mori Art Walk 2023" is in session @ Osaka —




郡裕美が参加する芸術祭《箕面の森アートウォーク2023》が、10月20日より始まりました。 すでに多くの方々が鑑賞してくださっていて、嬉しい限りです。



10月29日(日) 13:30

11月3日(金) 12:00

郡裕美 によるアーティスト・トークが行われます!

作品制作の背景や箕面山瀧安寺という場所のもつ歴史など、参加作品である「EVOCATION」を取り巻く様々な事柄について、郡が説明していきます。

最新の作品の説明は、こちらをご覧ください。
https://www.studio-myu.com/news/archives/6731





EVOCATION

インスタレーション:Yumi Kori / 郡 裕美
制作:大阪工業大学 郡裕美研究室+有志、越智工務店、studio C、mtit、アルテ・アバン、スタジオ宙

会期:2023年10月20日(金)〜11月3日(金)  
時間:10:00〜16:30 (入場は16:00まで)

郡裕美 アーティストトーク:
10月29日(日)13:30~14:30(瀧安寺 境内)
11月3日(金)12:00~ (瀧安寺 境内)



最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分)
芸術祭の会場:箕面山 瀧安寺 / 聖天宮 西江寺 / 箕面大滝前 / 梅屋敷 / 琴の家
                     阪急箕面駅から大滝への滝道に様々なアーティストの作品が展示されます。

郡裕美 展示会場: 瀧安寺の赤い橋を渡った有料エリア(入館料500円) に設置。
                      瀧安寺は箕面駅より徒歩15分

瀧安寺は、修験道を創始したといわれる役行者が箕面滝で修行をした由来で、658年に建てられました。その客殿と鳳凰閣(武田悟一設計、登録有形文化財)が、芸術祭の会期中は特別公開されます。


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舞台美術 for 劇団アランサムセ @高田馬場 東京

— Stage Design@Takadanobaba, Tokyo —

10月20日から東京・高田馬場ラビネスト劇場で始まる演劇公演の舞台美術を担当しています。舞台の模型やCGを作りながら様々な検討を重ねています。

舞台は廃墟を思わせるシーンから始まるという脚本。
そこで、コーラケースやありあわせの箱を積み上げるという
シンプルな舞台セットを提案しました。
最初、観客には、単なる廃材置き場にしか思えないのに、
そこに役者が登場し、役者が動き回ることで、

コーラ瓶ケースがステージに見え、
積み上げられた箱の間が門に見え、
その隙間に道が生まれ、
影の向こうに別の場所が見え隠れし
様々な意味や関係性が生まれては消え、
空間や時間の重層性が感じられるといいなと思いました。

朝鮮半島を南北に分断する38度線がテーマの今回の舞台、
箱の隙間にできた道をあえて視覚化することを提案、
すると、ある時は2つの世界を分断する境界線となり、
ある時はこちらと向こうをつなぐ道にみえ、
そしてある時は、それが南北をまたがって流れるイムジン川に見え、
ある時は舞台上のもう一つのステージに見える、、、

役者の動きや光の変化で、
新しい関係性を見出すことを試みれたらいいなと思っています。
今はまだ、試作の段階で、
まだ、これから検討を重ねていき、公演日に向けて更にデザインを発展させていきたいと思います。

お時間、許せば、是非、おいでください。

劇団アランサムセ 結成35周年公演  「노고지리(ノゴジリ)~つばさ~」
◆公演日時:2023年10月20日(金)~22日(日)
20日(金) 19:30~
21日(土) 14:00~ 19:30~
22日(日) 14:00~
◆場所:高田馬場ラビネスト(東京都新宿区西早稲田3-27-4)
◆チケット:当日4,000円 前売3,500円 学割3,000円(全席自由)

◆予約・問い合わせ

✉

aransamse@gmail.com
原作:李仁石 ◆脚色・脚本:金恵玲 ◆演出:金正浩 ◆出演:金恵玲 金順香 金正浩(劇団アランサムセ)     経塚裕弘 盧華順 ※電話番号はフライヤーをご覧ください。

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箕面の森アートウォーク2023 に参加します。

— We participate "Minoh no Mori Art Walk 2023" @ Osaka —


2018年の台風被害で大破した箕面山瀧安寺の庫裏(本坊)の跡地にインスタレーションを作ります。庫裏はかつて寺の台所。もともとの建物には越屋根(かまどの上の煙抜き)があり、ここで煮炊きされた食事は長年多くの修験者を支えてきました。タイトルの「EVOCATION」というのは「想起」という意味。今回、その「失われた庫裏の記憶をかたちにする」ことを考えました。

かつて、ここには大屋根の庫裡があり、
はるか元禄の時代より、
多くの修験者たちの食事を賄ってきた。
土間のかまどでは火が絶えず、
木組みが見える高い小屋裏の、
煙抜きから差し込む天光は、
さぞ美しかったに違いない。
5年前の台風でその建物は大破し、
跡形もなく解体された。
時の流れの儚さを受け止めて、
未来につながる確かな記憶を伝えたい。

今秋 10月20日(金)より開催される《箕面の森アートウォーク2023》の正式参加作品です。芸術祭の間は、会場の《瀧安寺》の客殿と鳳凰閣(武田悟一設計、登録有形文化財)もこの特別公開されます。また、会期中は、阪急箕面駅から大滝へと続く滝道にアーティスト達が様々な作品展示をします。

※ 芸術祭への出展に伴い、郡が教鞭をとる大阪工業大学空間デザイン学科の郡研究室が中心となって、10月13日作品制作に伴う建築ワークショップを行います。詳細は《こちら》.

EVOCATION / 想起 

会期:2023年10月20日(金)〜11月3日(金)  
時間:10:00〜16:30 (入場は16:00まで)
会場:箕面山 瀧安寺 境内 (入館料500円)
最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分) ※瀧安寺は箕面駅より徒歩約15分
制作:大阪工業大学 郡裕美研究室+有志、越智工務店、スタジオ宙、studio C、mtit


さて、今回のアートプロジェクトの背景を紹介します。

《瀧安寺》は、修験道を創始したとされる役行者が箕面滝で修行をし、滝のそばに自ら弁財天の像を祭祀して箕面寺(のちの瀧安寺)と称したことを起源とする。山岳の道場として多くの修験者を受け入れることで発展し、現在に至る。今も多くの修験者がここを訪れる。

瀧安寺 の客殿と庫裏跡地を本堂側から箕面川ごしに見る。
台風被害前の庫裏の外観写真 : 庫裏は寺の台所。大屋根には越屋根(かまどの上にある煙抜き)があ利、土間と空をつないでいた。
台風被害前の庫裏の鳥瞰写真: 客殿とつながって庫裡(台所・本坊)があり、越屋根(かまどの煙抜き) が見える。

その際、お寺の台所として瀧安寺の重要な役割を果たしていたのがこの庫裏である。外観を特徴づけている越屋根の下の土間には大きなかまどがあり、そこで煮炊きされた食事は修験者に供されてきた。しかし2018年に発生した台風21号によって倒れたケヤキの巨木が庫裏に直撃したことで、大屋根が陥没し、建物は大破する。

台風被害後(大破した庫裏の撤去工事中)鳥瞰写真
庫裏の跡地が空き地になっている現在の鳥瞰写真

古来から食を施して修験者を支えるという重要な役割を担っていた庫裏。
その記憶をかたちにするサイトスペシフィックな作品を作りたいと思った。

江戸時代に描かれた箕面瀧安寺の鳥瞰図 『摂津名所図会』


最寄り駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で30分)
  ※瀧安寺は箕面駅より徒歩15分
箕面は、大阪梅田から電車で30分とは思えない自然あふれる場所。秋の箕面山とアートを楽しみに、是非おいでください。箕面ビールも有名です!

右は箕面大滝の写真です。秋の美しい箕面の自然を楽しむついでに是非おいでください!


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