スタジオ宙

2012年4月の記事

宙庵 衣笠のお茶室

— Myu-an, tearoom was named after our firm. —

私たちが設計した京都衣笠のお宅に、久しぶりにおじゃましました。すると、お茶室に「宙庵」という素敵な扁額が掛かっているではないですか! お茶室に私たちの事務所の名前をつけていただくなんて大感激!おまけに「宙庵」の文字は、大徳寺の三玄院の老僧に書いていただいたものということで、素直な力強さと清々しさも備えたすばらしい字でした。設計者冥利に尽きるというか、本当に嬉しい気持ちになりました。

今回の訪問は、婦人画報の取材の立ち会いのためでした。雑誌では、茶室だけでなく家全体が紹介されています。掲載誌は、6月号(5月1日発売)です。ぜひ、お手にとって見てみてください。

投稿者:Yumi Kori |  メディア掲載 Press Publication, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

春到来 新しいプロジェクトが始まりました。

— A new project started. —


春の嵐が過ぎ、晴天に恵まれた井の頭公園には桜はまだ3分咲きだというのに、たくさんの人で賑わっていました。

そして、スタジオ宙ではまた新しいプロジェクト始まりました。

天井高が4メートルもある写真スタジオのある住宅の改装です。スタジオを活かし賃貸住宅として一般の人に貸せるようにしたい、ということが施主の要望です。

さて、一般向けの賃貸住宅とは…。

最近は、賃貸の住まいへの要望として、新築ということはあまり重用視されなくなってきているように思います。(震災以降、地震に強い住宅という意味では新築物件が人気かもしれないですが。)また、「デザイナーズ」というキーワードも、もはや時代遅れ…

ここ2〜3年で、いわゆる「訳あり」物件を集めた不動産サイトが一般向けに公開され話題を呼んでいます。それぞれの「訳あり物件」にうまいキャッチコピーをつけて興味を引きつけています。さすが、もと広告代理店勤務だった方が始めたプロジェクトだなと関心しているのですが、さらに「好きにDIY可能(つまり内装がボロボロだったり…)」「倉庫っぽい」「天井が高い」「オマケ付(内容はそれぞれ)」など、普通の賃貸住宅にはない、むしろ普通は賃貸では不利になるようなことを「売り」にしているのです。このようなサイトは私が知っているだけで東京圏のものが3つあり、それぞれの地方でも展開されているようです。それらは一般のメディアでも取り上げられていることもよく目にします。

つまり、最近では一般的にも、部屋という箱は何でも良く、自分の個性を活かせるような、楽しい生活のできる空間を求められているのではないでしょうか。何かが足りなくても自分が満足して過ごせる空間があればよいということなのだと思います。それは最近、シェアハウスが流行っていることでも分かるのですが、キッチンやお風呂、トイレが自分専用じゃなくても、シェア仲間との交流がある方が豊かに暮らせるという価値観になっているのだと思います。

今回、他では味わえない楽しい暮らしができる空間を作りたいです。ちょっとした遊びや驚きのある空間がある方がよいのではないかと思っています。

また、このプロジェクトの進捗状況はお知らせします。

投稿者:Yuli Sasai |  日常風景 Diary |  記事本文