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『工事の様子 Construction Site Diary』 カテゴリーの記事

K邸の近況報告 -地下の配筋-

— Report from K House ~reinforcement work of the basement~ —

小平市のK邸も工事が始まっております。台風の影響に左右されながらも、着々と進んでおります。

今回は地下室を計画しており、約3m程掘っております。

上は山留めの写真です。今回の敷地は地盤の状態はよく、地下を掘っても水脈に当らないので、工務店や構造設計者と感心しておりました。


耐圧盤の配筋の写真です。非常に綺麗に配筋されていています。現場監督さんと鉄筋屋の親方は25年来のお付き合いのようで、互いにどうやればうまく出来るのか、相談しながら、私たち設計者にも提案してくださるので、とても刺激になります。


地下の壁の配筋まで終わりました。今回、地下室は一階部分までが吹き抜けとなった天井高の高い空間となる為、ラーメン構造での設計なのですが、壁構造のように柱は薄く設計しています。なので、コンクリートが打たれると、ラーメン構造には見えないと思うのですが、配筋の状態では柱と梁の構造で成り立っていることがよく分かります。

投稿者:Yuli Sasai |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

I邸の近況報告〜内装工事・設備〜

— Report from I House ~Equipment installation~ —


I邸の現場は内装工事に入りました。
まず初めに床や天井を仕上げる前に、設備や電気の配管工事を行います。
今回は、主に給水管、給湯管、排水管、ガス管の位置を確認しました。浴室やキッチン等ができる場所に配管をまわしていきます。
配管はちゃんとした方向に流れるように勾配を取り、かつ、床の中に納まるように配管をしなければいけないので、設計者、工務店、設備業者で入念に打ち合わせをします。

今日は工事現場ならではの発見がありました。
現場はまだ、躯体と骨組みの状態なので、建物そのものの形(と言っていいのかわかりませんが…)が分かるので設計時に意図していない形が見えてきます。

上の写真は奥の住まいのエントランスになる一階の写真なのですが、天井に不思議な形が見えます。
実はこの上に空中庭園を計画していて、円柱のくぼみの中に木が植わる予定となっています。設計では一階の天井は塞ぎ、この形は見えない予定です。
ですが、天井に不思議な円柱が突き出て来て、見えていたら面白いなぁと感じました。
遠藤も面白さを感じたのか、天井のデザインを少し検討しようかなという話になりました。
よりよい建物の完成を目指すために、工事を進めながらも、現場をよく見て、さらに設計を検討し直し、工務店や各業者の皆さんとアイデアを出し合わなければいけないな、と改めて感じました。

投稿者:Yuli Sasai |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

I 邸上棟しました!

— Giving Sake to the building, the Concrete Structure Finish Ceremony —

 

今春着工したI 邸が、無事上棟しました。

建て主や現場の方々と、建物の四隅を塩、米、酒で清めて、簡単な上棟式を行いました。居酒屋を営む建て主が準備してくれたお清め用のお酒が美味しくて、神様よりも自分の喉越しが大切な私は、つい、お清めがもったいない!と思ってしまいました。山口県宇部の「貴」の特別純米だったと思います。

肝心の建物のほうは、内部がほとんどコンクリート打放し仕上のため、打ち上がりが心配だったのですが、かなり良好な状態でひと安心です。これから仕上工事に入っていきますが、さらにきめの細かな視点が求められる作業になります。丁寧に取り組んでいかなければ、と、気を引き締めています。

飲み食い大好きな遠藤でした。

 

投稿者:Yumi Kori |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

I邸の近況報告〜型枠工事2〜

— Report from I house ~concrete formwork 2~ —

スタッフの松尾です。

I邸の工事は着々と進み、本日は中間検査を無事に終えました。
中間検査とは、建築基準法で指定された工程が終了した段階で検査を実施し、基準を満たしていることを確認する検査です。阪神淡路大震災以降に制定された制度で、建築物の構造の安全性を事前に確認するのが主な目的です。中間検査に合格しない限り、それより先の工程の工事に進めません。どのような建築物について中間検査を義務付けるかは、それぞれの特定行政庁によって異なります。

写真は、先週のものですが、1階の壁と梁の配筋と型枠工事の様子です。

壁配筋の様子です。この時にしか見られない透けた空間は、視界の抜けがとても気持ちが良いです。配筋は構造設計により決められた間隔で組まれていきます。右にみえるオレンジ色の管は、電気の配線を通すためのもので、打設とともにコンクリートに埋まってしまいます。コンクリートは木造などと違って修正が難しいので、細心の注意を払って工事を進めていきます。

型枠に囲まれると、ようやく建築らしく見えてきました。型枠はコンクリートの打設時に膨らまないように、あらかじめセパレータという鉄棒で固定しておきます。このセパレータを外側から固定するフォームタイという部材が、写真の型枠の面についているものです。あまりの多さに、現場に入った瞬間驚きました。

明日は1階の壁から2階の床まで、コンクリートを打設します。

投稿者:matsuo kent |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

I邸の近況報告〜型枠工事〜

— Report from I house ~concrete formwork~ —

スタッフの松尾です。

I邸の現場は先週、耐圧盤コンクリートを打ち終えました。

現在は基礎梁のコンクリートを打設するための型枠を組み立てています。

下の写真は、型枠で鉄筋を囲んでいる様子です。この写真に写っているぽっかりと空いた場所は、ピットと呼ばれる床下の空間になります。ここには後々、給排水などの配管が通り、竣工すると設備屋さん以外はほとんど見る機会はありません。次の段階を早く見たい気持ちもありますが、今の景色も名残惜しく思います。現場の施工スピードはとても早く、行く度に雰囲気ががらりと変わります。

今月末には、コンクリートを打設します。

投稿者:matsuo kent |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

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