スタジオ宙

『建物の完成 Project Completion』 カテゴリーの記事

公園横に建つ住宅の改装が完成しました。

— The renovation of a house, Completed —


公園横に建つ築約20年の住宅の改装をしました。
3年程前に二世帯住宅に改装されてしまっていたため、付け足された通路や階段により迷路のような動線になってしまっていました。
また、公園の横に建っていながら、居室から公園の緑を望むことはできず、せっかくの立地を活かせていませんでした。

そこで、私達は動線を整理しなおし、公園の緑を楽しめる居室に作り直しました。
前回の改装で公園側に水廻りや階段が増築されていたのですが、内部のみ解体し、居室との間の壁をなくしてひとつの空間としました。外壁には公園を望む大きな窓を設置しました。増築部分はあえて居室と仕上げを変え、床にテラコッタタイルを敷き、インナーテラスのように見せました。居室からはインナーテラスの先に公園の緑が見えることで、奥行きを感じさせることができました。また、インナーテラスの脇には書斎カウンターと本棚を設置し、緑が側に感じられる読書や趣味の場となったと思います。

必要な箇所には筋交いや壁を追加し、構造補強も行いました。

投稿者:Yuli Sasai |  建物の完成 Project Completion |  記事本文

佐原カフェ・ギャラリー「いなえ」完成。

— Historical Renovation, Sawara Inae Cafe, Gallery Open —



歴史的な町並みで知られる千葉県香取市佐原で、「西の宮」の改装、修復工事が無事おわりました。通り沿いに明治の町家2件、裏に土蔵、洋館、倉が中庭でつながる不思議な空間です。私たちスタジオ宙一級建築士事務所が、2007年より5年がかりで設計、監理をしてきたものですが、工事途中で震災に遭い、完成までいろいろ本当に大変でした。今月の5日、「いなえ」と名付けられ甘味処、カフェ・ギャラリーとしてオープンしました。佐原にお出かけの折には、是非、立ち寄ってみてください。

お庭の設計は、荒川淳良さん(株式会社岩城)と郡裕美のコラボレーションです。震災で落ちた古い瓦を使い、記憶をテーマにデザインしました。設計のプロセス、工事の課程のレポートは、近々ブログで紹介します!

これは伝統的建造物群保存地区にあり、古民家再生、歴史的町並みの修復、震災復興、被災地の地域活性化など、様々な視点で注目されており、10月5日のオープンに伴っていろいろな新聞で紹介されました。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121005/chb12100523110007-n1.htm
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20121005-OYT8T00583.htm
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121012/CK2012101202000135.html

投稿者:Yumi Kori |  お知らせ News, オープンハウス Open House, メディア掲載 Press Publication, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

写真スタジオのリノベーション完成、オープンハウスを行いました。

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4月から計画を進めていた写真スタジオのリノベーションが竣工し、オープンハウスを行いました。
たくさんの人に来て頂き、好評のうちに終了しました。

写真スタジオは、距離感もスケール感もない「箱」だった。
そこには光も影もなく、灰色の闇に包まれていた。
「大きさのない」その箱に人間のスケールを与え、
快適に暮らせる居住空間にするというのが今回のミッション。
壁に穴をあけて光を取り入れ、床を浮かべてスケール感を与え、
壁を建てて奥行きを加え、ドアを作って動線を生み出した。
通常の設計と少し違うベクトルで行った今回のリノベーション。
空間のボリュームは、前とまったく変わらないのに、
いくつもの場と、様々な視線と、新しい風景が生まれ、
空間は何倍にも広がった。

投稿者:Yuli Sasai |  建物の完成 Project Completion |  記事本文

宙庵 衣笠のお茶室

— Myu-an, tearoom was named after our firm. —

私たちが設計した京都衣笠のお宅に、久しぶりにおじゃましました。すると、お茶室に「宙庵」という素敵な扁額が掛かっているではないですか! お茶室に私たちの事務所の名前をつけていただくなんて大感激!おまけに「宙庵」の文字は、大徳寺の三玄院の老僧に書いていただいたものということで、素直な力強さと清々しさも備えたすばらしい字でした。設計者冥利に尽きるというか、本当に嬉しい気持ちになりました。

今回の訪問は、婦人画報の取材の立ち会いのためでした。雑誌では、茶室だけでなく家全体が紹介されています。掲載誌は、6月号(5月1日発売)です。ぜひ、お手にとって見てみてください。

投稿者:Yumi Kori |  メディア掲載 Press Publication, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

福祉施設「ぶどうの郷」改修後の様子

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1階は入所者の皆さんが作った小物やクッキーを販売するリサイクルショップと喫茶コーナー。
中央の黄色い壁は喫茶コーナーの厨房。


バリアフリーに配慮した1階の誰でもトイレ。


今回の改修工事で増設した階段の手摺。


壁の一部を黄色にした2階車イス対応トイレ。


壁の一部を黄緑色にした2階男子トイレ。


1階で販売するクッキーを作るクッキー工房(手前)と厨房(奥)

福祉事業は、公的な事業以外では、施設の「新築」ができるほど大きな財源がある事業所はまだ少なく、中古物件を改装したり、理解のある大家さんに貸してもらったり、という小規模な事業所が多いと思います。
しかし中古物件や賃貸物件を福祉施設に改修する場合、ほとんどの物件は用途変更の手続きが必要になります。
つまり、バリヤフリー法が適用になって、複数階にまたがる場合はエレベーターが求められたり、全館車いす対応などが必要になってきます。
賃貸物件でエレベーターを新規に設置するのは現実的に不可能なので、階段はスタッフが介助して安全に昇降する、という一筆を書いて認めてもらいましたが、法律の緩和処置など、何かうまい解決方法がないものでしょうか?
ぶどうの郷のような、たとえ身体的なハンディが全く無い精神障害者の方々の施設であっても、条文には「日常生活、社会生活に身体の機能上の制限を受けるもの」と書いてあるにもかかわらず、「障害者」とひとくくりにされてしまうのは、ちょっと納得がいきませんでした。

 

投稿者:Kensuke Iso |  メッセージ Message, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

障害者の作業所「ぶどうの郷」工事完了

— Budo no Sato, Higashikurume, Completed —


2月20日に、精神障害者の自立支援施設「ぶどうの郷」の改装工事が完了しました。
この施設は賃貸物件の改修であり、予算や工期などの制約から、建築的な提案はあまりできませんでしたが、色彩計画によって空間の広がりを感じさせたり、逆に領域を限定したり、少しでも障害者の方々が楽しく活動ができるように工夫しました。明るい福祉施設をめざしました。
3月24日に開所式です。入所者の方々の作品やリサイクル品の展示、販売、喫茶コーナーなど、気軽に誰でも入れる施設になっています。
皆様、お近くに行くような機会がありましたら、ぜひのぞいてみてください。
案内図はこちら→ぶどうの郷_案内図

投稿者:Kensuke Iso |  お知らせ News, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

見学申込み受付中 – びおハウスF モデル写真集up。

— Bio house F slide show UP. —

竣工写真をスライドショーUPしました。

名古屋に完成したびおハウスFのモデルハウス。
ご興味のある方は、実際のモデルハウスが見学できます。
メール又は、電話にてお申し込みください。ー担当 笹井

自然エネルギーを使って快適に暮らす新しい住まいが、だれでも簡単に、リーズナブルな価格で作ることができるシステムを開発しました。坪60万程度から建設可能です。

投稿者:Yumi Kori |  オープンハウス Open House, メッセージ Message, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

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