日本建築家協会JIA 環境建築賞受賞
— Bio House F won the Environmental Architecture Award by JIA; Japan Institute of Architects —
土間のチカラを使った環境共生型住宅、夏涼しく、冬暖かい住まい「びおハウスF」。
太陽、水、風、光、地熱などの自然力を生かし、人間力を育てる建物の設計が評価され、日本建築家協会JIA 環境建築賞をいただきました。
土間のチカラを使った環境共生型住宅、夏涼しく、冬暖かい住まい「びおハウスF」。
太陽、水、風、光、地熱などの自然力を生かし、人間力を育てる建物の設計が評価され、日本建築家協会JIA 環境建築賞をいただきました。
先日、建築学会賞受賞 Partyをイタリア文化会館で、行いました。200名近い方々はお祝いに駆けつけてくださいました!
投稿者:Yumi Kori | 建築賞 Award, 日常風景 Diary | 記事本文
2015年度建築学会賞の受賞式出席しました。(5月29日 建築会館にて)
長年取り組んで来た、千葉県佐原の歴史的町並み再生、古民家再生の仕事を評価されました。
郡 裕美、遠藤敏也、スタジオ宙一級建築士事務所の設計力が認められ、感無量です。
1996年より、郡裕美+遠藤敏也/スタジオ宙一級建築士事務所が取り組んで来た、「伝統的建物の再生と新たな価値の創造-佐原 町並み再生プロジェクト」が2015年の日本建築学会賞 業績部門の受賞をしました。建築学会賞は、近年中に完成した学術・技術・芸術などの進歩に寄与する優れた業績にあたえられるもので、一般社団法人 日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞です。受賞理由として、「本業績は、地域に密着した継続的かつ創造的な取り組みであり、ここで実践されたプロセスと考え方は、佐原のみならず全国の歴史的な建造物および町並み再生への示唆に富むものである。」と評価され、大変光栄です。これからも、気持ちを引き締めてますます頑張って行きたいと思います。
建築学会のリンクは、こちら http://www.aij.or.jp/2015/2015prize.html
また、プロジェクトの概要は、以下を参照ください。
We have been working on historical preservation projects in Sawara, Chiba since 1996. We understand that a townscape is not only about visible surfaces, but also about the “space between” that acts as a vehicle for the interaction between public and private, nature and buildings. We restored and designed an under-eaves space and a courtyard to create depth in the town facade that induces an organic relationship between individuals and the town. We understand historical preservation projects as a bridge between the past and the future. Therefore, we did not seek only to reconstruct historical forms, but also to create new values and aesthetics in our everyday life.
<受賞作品>
千葉県佐原地区での歴史的建物の修復/再生 カフェしえと
郡 裕美+遠藤敏也/スタジオ宙 /a>
アルカシア受賞作品についての説明は、こちら。
スタジオ宙が設計した「カフェ しえと」千葉県佐原の古民家改修・改装が、
2011年度 ARCASIA建築賞 保存・再生部門
ゴールドメダル 受賞しました。
※アルカシア建築賞は、アジアの17ヶ国の建築家協会によって構成されるアジア建築家評議会が、アジアの建築環境の水準を上げる目的で、アジアで活躍する建築家の模範となる作品を奨励するために創設されたものです。来年の10月にインドネシアのバリ島で開かれるアジア建築会議(ACA)にて、ゴールドメダルと賞状を頂くこととなりました。
詳細の結果通知はこちらをご覧ください。
(ARCASIA Award 2011/2012 – Final reportをクリックしてください。)
「カフェしえと」は、明治後期に建てられた商家でした。景観形成地区に指定されている佐原にとってこの商家は、中庭を中心に母屋、 蔵、味噌蔵という、伝統的な住棟配置が残る、特に貴重な例です。したがって、 個々の建物の再生やファサードのデザイ ンだけでなく、建築群としての存在、奥行き のある町並みを常に意識しながら計画を進めました。母屋は、観光客や地元の人たちを歴史に誘うカフェとして蘇らせ、そして中庭は、裏木戸から誰でも自由に出入りでき、町並みの延長として佐原散策のスポットとなっています。
時間の堆積物に覆われた空間を読み取り、そこから残すべきもの、手直しするものを見極め、さらに新しい用途や機能を含めた「現代」というフィルターを重ねていきました。しかし、歴史的町並みの再生という 本質を見失わないためには、そのフィル ターは可能な限り薄くする必要がありました。ここで発見された空間の意味や美しさ、歴史の記憶を最小限の要素を用いて、強化し、変成しながら、見え方、用途を変えていきました。つまり「作らずに創る」ということが、「カフェしえと」において、私たちの最大の テーマでした。
こうして佐原の町並み、歴史とともにある「カフェしえと」が、まだまだ開発途上のアジアの建築業界の中で文化的な価値がある建築と評価していただいたことは大変うれしく思います。
佐原へお出かけの際は是非、お立ち寄りください。佐原にはこの他にスタジオ宙が改修、設計した「しゅはり」、「レストラン千与福」などがありますので合わせてお立ち寄りください。
スタジオ宙が、改装設計した佐原「カフェ しえと」が、2009-2010年度 ARCASIA建築賞推薦作品(JIA 日本建築家協会)に選ばれました。アルカシア建築賞は、アジア建築家評議会が、アジア全般の建築環境の水準を上げる目的で、アジアで活躍する建築家の模範となる作品を奨励するために創設されたものです。アジア各地で進められている、古い建物の修復や町並み再生に対して、私たちの作品が、何らかの良い影響を与えられるといいなと思います。
私たちは、古い町並みが残る水郷の町、佐原(千葉県香取市)の伝統的建造物群保存地区やその周辺で、古民家や古い町家の改修、リノベーション設計を行ってきました。設計にあたっては、表面的なデザインをただ再現、修復するのではなく、伝統に潜んでいる空間の力を再生し、新しい空間を創り出すことを心がけています。「カフェ しえと」以外にも、古民家を修復、改装した小森不動産「しゅはり」、小野川沿いの美しい町並みに敬意を払って設計した「レストラン千与福」など、既に数軒を手がけ、平成12年度と19年度の二度にわたり千葉県建築文化賞もいただいています。
<スタジオ宙の設計した 佐原 建築マップ>
佐原は、東京駅から直行バスで約1時間30分。東京近郊で、古い町並みが残っている貴重な場所の一つです。日本地図で有名な伊能忠敬の生家も残されています。行楽の秋、気が向いたら気軽に訪ねてみてください。
<改装前のカフェしえと>
もっと詳しい内容を御覧になりたい方はこちら。
・カフェしえと http://www.studio-myu.com/architecture/archdeta/shieto.html
・しゅはり http://www.studio-myu.com/architecture/archdeta/shuhari.html
・レストラン千与福 http://www.studio-myu.com/architecture/archdeta/chiyofuku.html
写真:Tsunenori Yamashita (C), スタジオ宙