『Art Project』 カテゴリーの記事

来週8月8日、久しぶりに東京でアートプロジェクトをやる。Green Airplane という参加型アートだ。場所は、田町駅から徒歩7分Shibaura House。2時ワークショップ。4時講演会。5時インスタレーション。
コロンビア大学の建築学科の大学院の東京拠点Tokyo-X studio の主催で、私の講演会も同時に開催する。詳しい情報はこちら。
さて、これは、そのイベントの準備会議。私とTokyo-X studio ディレクターの廣瀬大祐さんと2人で打合せをしている間、コロンビア大学教授の工藤国男先生が次々に違うかたちの飛行機を折り始めた。それを見ていたら、このアートプロジェクトが大成功しそうな気がしてきた。だって、工藤先生が自分の手を動かしてものをつくっているのを見るのは始めてで、しかも、その表情は子どものように楽しそうなんだもの。
イベントは、8月8日。あと残すところ4日。
緑の紙、緑のTシャツ、緑のテープ、緑茶、パーティー用のワインを注文したり、、、毎日、大忙し。もちろん、講演会の準備も着々と進めています。
投稿者:yumi |
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つよい雨のなかを、
速度をあげて進む青い森鉄道。
風が水に、
ガラスが電車のスピードに溶け、
風景は「流れ」になる。
投稿者:yumi |
Art Project, 町で出会ったこと |
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近所の道路に「止まれ」サインが新しく描き加えられた。長く引き延ばされ、注意深くレタリングされた「止まれ」という文字を観察していたら、私の横をすごいスピードで通り抜け、急停車する車の幻が見えた。この「止まれ」サイン。立ち止まっている私の目には明らかに間延びした文字だけど、車で走りながら見たら普通のサインに見えるはず。
でも、立ち止まってまじまじとサインを見ている私には、この文字がそんなスピードとは縁がなく、ゆっくり丁寧に描かれたことがよくわかる。それは、文字のまわりに注意深く描かれた補助線や几帳面に塗りつぶされた職人技が見えるから。
動いていると見えなくて、止まっていると見えるもの、きっとこの他にもたくさんあるんだろうな。
同じ道でも、ゆっくり歩く人、走り過ぎる人、風景はまったく違って見える。毎日あわただしく動き回っていると、知らないうちに見えなくなっているものがあるに違いない。たまには、立ち止まってスロウに生きたい。…でも、このサインの文字のように、ゆっくり歩いているとちゃんと読めない場合もある。
新しく描かれた「止まれ」サイン、単純そうだけど難易度の高いメッセージを贈ってくれた。
投稿者:yumi |
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Tamatebako は、パイプと布で出来た可動式の建築インスタレーションで、どこにでも簡単に持ち運んで設置できます。先月、米国ピッツバーグのマーケット広場で発表、その後、マットレスファクトリー美術館にも設営されました。残念ながら私は、仕事の関係で渡米できませんでしたが、これからピッツバーグの学校、公園、美術館などを巡回する予定です。遊びながら、みんなが建築や空間について考えるきっかけになるといいなと思っています。

Yumi Kori't Tamatebako at Mattress Factory Museum, USA
投稿者:yumi |
Art Project, お知らせ News |
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Yumi Kori's Tamtatebako Sketch Up
Image Sketch for Portable Installation, Architectural device in which people can discover another space in Public Space.
小中学校で建築や空間について学ぶ授業がないのはおかしい!
そう思っているのは、日本人だけでなくアメリカでも同じ。
というわけで、米国ピッツバーグ市にあるマットレスファクトリー美術館の教育部のリクエストで、
遊びながら空間について考えたり発見できたりする装置を作り、Tamatebako と名付けました。
大きさは巾3m角、高さは2.1メートル。子供も大人も、作品の中に入って気ままに楽しめる体験型のアートです。外観と内側に広がる空間の印象や手触りは全く違い、作品に入ってしばらくすると、異次元に居るように感じられたり、今まで考えたこともないような空間の可能性が発見できる…かも。
投稿者:yumi |
Art Project |
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