「箕面の森アートウォーク2025」招待状
長い夏が終わり、あっという間に紅葉の季節がやってきました。 さて、今秋、箕面山瀧安寺の国登録有形文化財「鳳凰閣」の中でインスタレーション作品を作ることになりました。また、2年前に制作した2018年の台風で倒壊した「庫裡」の記憶を想起する参加型の空間作品も甦ります。 古代から続く瀧安寺の記憶、大正期に生まれた平安貴族の極楽浄土への思いを、アートの力で想起することを考えて作品をつくりました。箕面紅葉祭も11月15日から始まります。滝道の散策をかねて、是非おいでいただきご感想をお聞かせください。 ![]() うつし・よ ー水面に映る世界は、極楽浄土かそれとも現実世界か ー 鳳凰閣の広間を池に見立て、その真ん中に浮島を作るインスタレーション作品。建築家の武田五一が「平等院の鳳凰堂の気分」を表して設計したとされる建築の中で、来場者の方にはかつての平安貴族が思い描いた極楽浄土に想いを馳せながら、しばし幻の時を過ごしていただけます。 UTSUSHI YO The Installation transformed the Ryuanji Temple hall into an imaginable Western Pure Land, which is as if it were floating on water. The audience is invited to stay as long as they wish in the installation, and wonder if the world reflected on the pond’s surface is paradise, or the real world? This building was designed by the architect Goichi Takeda, inspired by the Phoenix Hall built in the Heian era. The meaning of the title UTSUSHI YO refers to the real world, the world we live in now. The word UTSUSHI also means reflection. 作品の詳細は《こちら》をご覧ください。 For more information, please click here. ![]() EVOCATION 2025 ー庫裏の記憶をカタチにするー 2018年の台風で倒壊した瀧安寺の庫裏(くり、寺の台所) を偲んで制作されたインスタレーション「evocation」が、今秋、新しく生まれ変わります。来場者は、白い餅のような石を拾い、庫裡のカマド跡まで運びます。この参加型アート作品を通して、かつて庫裏が担っていた様々な繋がり―天と地、光と影、火と食物、客殿と庫裏、修行僧と村人―に思いを馳せながら記憶の時間を彷徨います。 This year, the installation “Evocation,” created in memory of the kuri (former kitchen) of Ryuanji Temple, which was severely damaged in a typhoon in 2018, will be revived. Visitors pick up white rice cake-like stones and carry them to the site as a token of gratitude for donations. Through this participatory artwork, visitors will wander through time, reflecting on the various connections that the kuri once held – between heaven and earth, light and shadow, food and fire, the reception hall and the kuri, and villagers and monks. 作品の詳細は《こちら》をご覧ください。 For more information, please click here. ![]() 箕面の森アートウォーク 概要 会期:2025年11月15日(土)〜11月30日(日) 時間:10:30〜16:00 (入場は15:30まで) 休催日:11月17日(月)、11月25日(火) 会場: 箕面山 瀧安寺 鳳凰閣、庫裡跡地 *郡の作品は有料の特別拝観エリア内にあります。 *山門横の寺務所で拝観券を購入後、橋を渡って斜路を登り特別拝観エリアへお越しください。 最寄駅:阪急箕面駅 (梅田駅より阪急電車で約30分)より徒歩15分 特別拝観料: 500円 箕面の森アートウォークの詳細は《こちら》をご覧ください。 ———————————————————— 郡裕美 ギャラリートーク 作品の背景、コンセプトについて語ります。 各回20名 先着順 (客殿前に集合ください) 11月16日(日)トーク 14:00 ~ 11月30日(日)トーク + ワークショップ 15:30~17:00 郡裕美の在廊予定 11月15日, 16日, 22日, 30日 (時間未定) 他の日に在廊することもありますので、おいでいただける場合はご一報ください。 |
![]() 作品制作: ワークショップ形式で制作予定 郡裕美、持井英敏(オーロラソース)、中村翔太、本多翔希、奥村収一 越智工務店、スタジオ宙 大阪工業大学+大阪工業技術専門学校+関西大学+京都工芸繊維大学 学生有志 協賛、協力:三菱ケミカル インフラテック株式会社、新興プラスチックス株式会社、総合資格学院 箕面の森アートウォーク2025は、箕面の滝に至る滝道に広がる瀧安寺境内に、様々なアーティストが作品を出展する芸術祭です。会場となる箕面山瀧安寺は、修験道を創始したといわれる役行者が箕面滝で修行をした由来で、658年に建てられました。赤い橋を渡った先の対岸にある客殿と鳳凰閣(武田五一設計、登録有形文化財)が、特別拝観となり、芸術祭の会期中はアート作品とともに見学できます。コンサートやパフォーマンスのイベントもあります。 |




