YUMI KORI ART WORKS

2025年7月の記事

11/8-9「アートで空間を変える」実践ワークショップ参加者募集

箕面山龍安寺鳳凰閣で建築✖️アートインスタレーションの制作を、ワークショップ形式を行います。
アーティストと一緒に、空間アート作品を作ってみたい方は、是非、参加ください。

参加希望の方は、メールでお知らせください。 koriyumi@gmail.com
人数が集まり次第、締め切りますので、早めの申し込みを。参加費は、無料です!

今回の会場は、なんと重要文化財、著名な建築家武田五一設計の建物です!

さて、この鳳凰閣の外観を見て何か思いませんか?
そうです。あの十円玉硬貨にも使われている宇治の平等院の鳳凰堂に似ているじゃないですか。
それもそのはず、武田五一は、宇治の平等院の修復をして設計者なのです!

よく見ると、本体に少しずれた形の赤い建築は、まさにうちの平等院の雰囲気!

箕面瀧安寺鳳凰閣の外観。赤い楼閣が宇治の平等院の雰囲気を感じる。本体と少しずれた軸線で作られているのが、また、面白い。まるで、現世に極楽浄土がふわりと飛んできたかのよう。

さて、これは鳳凰閣の重賞文化財の説明であるが、そこに面白いことが書いてあります。
「宇治の平等院の気分を表現している」というのです。

さて、それでは、宇治の平等院 の復習をしてみよしょう。

さて、これが、宇治の平等院の写真。水面に映った建築がなんと美しいことでしょう。

宇治の平等院鳳凰堂は、平安時代中期に藤原道長の子である藤原頼通によって建てられ、日本の10円硬貨にも使われるなど日本文化の象徴的な建築として国宝にも指定されています。池の中島に建つ朱塗りの鳳凰堂が阿字池の水面に映る様は、西方極楽浄土の世界を現世に再現する表現だと言われています。水面に映った虚像を各自が見ようとすることを通して、心の中に極楽浄土が立ち上がってくるという仕掛けです。

平等院鳳凰堂は、水面に映った姿を通して、実際には見えない極楽浄土を表すということ。水に移った橋を渡し、実際には存在しない極楽浄土の世界に入ることを想像して、平安貴族は心の安息を得たのだろうか。

そこで、箕面山鳳凰閣でもそれを再現できないか、、、と、鳳凰閣の前に想像の池を写真コラージュで作ってみた。

そして、そのアイディアを発展させて考えついたのが、このインスタレーション案。

広間の部屋を池に見立て、その中央に浮島を作ったらどうか。

外周に鏡を敷き詰めて、そこに景色をうつしたら、そのような気分になるのではないか?

来場者は、浮島の中にとどまり、
美しい景色の中で浮遊しながら、
現世と極楽の間を彷徨う時間を過ごしてほしい。

現世とかいてうつしよと読むことから、
「うつし・よ」というタイトルにした。 夢のように美しい紅葉の箕面山の風景の中、
かつて極楽浄土を夢見た平安貴族に想い馳せてほしい。

さて、この不思議な空間をあっという間につくってしまうというワークしょぷです。
実際に制作に関わることで、空間の不思議、アートの力、を実感して欲しいと思います。

2年前のワークショップの様子は、こんな感じでした。
今回も制作する必要があるものがあるので、参加される皆さんには、工具の使い方なども勉強して使ってみてもらいます

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参加希望の方は、メールでお知らせください。 koriyumi@gmail.com
人数が集まり次第、締め切りますので、早めの申し込みを。参加費は、無料です!

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箕面の森アートウォーク2025参加作品

タイトル:「うつし・よ」
展覧会期間:2025.11/15~11/30 (11/17, 25 は休館) 時間: 10:30〜16:00

会場:箕面龍安寺 での現代美術の芸術祭
〒562-0002 大阪府箕面市箕面公園2−23

展覧会に関する問い合わせ連絡先
箕面アートウォーク実行委員会
〒562-0004 大阪府箕面市牧落3丁目14−30−5 ZONE 072-737-5431

作品制作に関する問い合わせ
空間芸術文化研究機構, スタジオ宙一級建築士事務所
myu@studio-myu.com

コンセプト:箕面瀧安寺鳳凰閣は、大正時代に建てられた重要文化財である。設計者の武田五一が「平等院の鳳凰堂の気分」を表したとされるこの建物の中で、来場者はかつての平安貴族が思い描いた極楽浄土に想いを馳せながら、しばし幻の時を過ごす。

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投稿者:yumi |  未分類 |  記事本文