スタジオ宙

2011年12月の記事

グループホーム上棟

— Framework‐raising @ Group Home —

先日、グループホームが上棟しました。
規模が大きい為、大工さん7人がかりで2日かけ組み上げられました。
熟練の大工さんが手際よく組み上げて行く姿はとてもかっこ良く壮快です。
2日間共に天候に恵まれ無事に上棟です。


建方時には図面と照らし合わせながら柱、梁の位置やサイズに間違いがないか、確認していきます。
上棟後は屋根工事、サッシ工事など外回りの工事と平行して、室内の内装工事に入ります。
今後は室内の間仕切り壁や天井などが貼られ、各部屋のボリュームが姿を表します。

投稿者:Kensuke Iso |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

設計の締め切りに追われながらクリスマス

— Merry Christmas! —


でも、郡が仕事の合間に即席で作ったローズマリー風味レモンチキンのクリスマスディナーのあと、みんなでクリスマスケーキを楽しみました。今日は徹夜にならないといいのだれど。。。クリスマスだというのに、みんなで仕事をしています。現在、新しく計画中のカフェと店舗、ギャラリーの複合施設の設計の締め切りです。(千葉県の佐原で、古民家、蔵、洋館を改修、再生してデザインしています。)

投稿者:Yumi Kori |  日常風景 Diary |  記事本文

びおハウスF 東京フォーラムで発表

— Yumi Kori introduced her BIO HOUSE F system house concept at Tokyo Forum. —

12月14日 東京フォーラムで行われた「町の工務店ネット」の勉強会で、郡裕美がびおハウスFのコンセプトを発表しました。家と庭が緩やかにつながる、進化した縁側+土間=サンルームのある家です。

進化した縁側+土間、サンルームのある家 びおハウス イメージスケッチ


詳しく知りたい方は、メールでお問い合わせください。
びおハウスFコンセプトブックは、こちら。

投稿者:Yumi Kori |  お知らせ News |  記事本文

ぶどうの郷 障害者のための共同作業所を設計

— Budo no Sato project, Work place for mentally handicapped person, has started. —

精神障害者自立支援のための共同作業所の改装工事が先週、着工しました。 NPO「武蔵野の里」が運営する施設で「ぶどうの郷」という素敵な名前です。賃貸物件の改装工事なのであまり沢山の事はできませんが、みんなが使いやすい空間になるように設計しています。来年2月に竣工予定です。2階が作業所、1階が店舗になり、障害者の皆さんが作ったかわいい小物やクッキーなどが販売される予定です。

改装前のアトリエ風景。精神障害者の方が作ったかわいい小物など。

投稿者:Yumi Kori |  工事の様子 Construction Site Diary, 設計のプロセス Design Process |  記事本文

患者が病院で見ている天井の風景 ビデオ

— Reconsidering Hospital Space through a Patient's View from the stretcher. —

12月3日に開催された「医療の安全に関する研究会」於:愛知県立大学の看護学科は、とても有意義な会でした。病院経営者、医師、看護師、薬剤師、患者など様々な立場で医療に関わる人々がみんなで安全な医療を実現するためにはどうしたらいいかを語り合いました。
午後には、『医療空間の再考』という題で郡裕美が講演をし、会場でビデオを映写しました。

昨年、郡がニューヨークで緊急入院したときに撮った病院の天井の画像です。患者が病院で見ている風景は、1.5メートル先に対峙する天井。蛍光灯をまともに見上げながら病院生活を送る患者の視点を追体験してみてください。(ビデオは1分少々です。)
ここは、米国でもいくつかの建築賞を受賞した有名病院です。外観やロビー空間などは高級ホテルのように豪華なのに、患者が日常的に使うところはおざなりで粗末な空間です。こんな天井の景色をみていたら、健康な人も病気になってしまいますね。
建築家として、真に患者の視点に立った快適な医療空間の実現の為に努力して行きたいと思います。

投稿者:Yumi Kori |  日常風景 Diary |  記事本文

医療空間の再考~@愛知県大,12月3日,郡裕美講演のお知らせ 

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医療空間の再考~医療安全を患者の視点から考える~ 研究会の中で郡裕美 が講演をします。

日  時:2011年12月3日(土) 10:00-17:20
場  所:愛知県立大学看護学部
医療の安全に関する研究会~医療に安全と安心を~
〒463-8502  名古屋市守山区大字上志段味字東谷 tel: 052-736-1401
参加費:一般2,000円 会員1,500円 学生 1,000円

http://www.urban.meijo-u.ac.jp/zsakai/iryou-anzen/

窓ひとつない待合室で、青白い蛍光灯の下、
堅い椅子に座って、診察を延々と待っているうちに、
すっかり気が滅入ってしまった経験はだれにでもありますよね。
もし、緑の風景が見える窓があったなら、
もし、椅子の配置が違っていたなら、
患者の視点をもう少し考慮してくれれば、
既存の病院空間は大きく変わるのに…。
病院に行くたびに、その非人間的な空間に悲しくなり、
建築設計に関わる者として何ができるのか、ずっと考えてきました。

十五年前、味気ない病院の一室で癌で亡くなった父に、いつか「人間に優しい病院をつくる」と誓って以来、少しづつですが、病院の空間に関して発言を重ねて きました。昨年は、藤田衛生大学の医学生と共に、患者や医療従事者の居住環境という視点で大学病院の空間観察をし、医療空間の改善点について考察するセミ ナーを行う機会をいただきました。そして、今週土曜日の12月3日、愛知県立大学看護学部で行われる「第16回 医療の安全に関する研究会の大会」でのテーマセッションで、「医療空間の再考~医療安全を患者(利用者)の視点から考える~」というテーマで講演をさせて いただくことになりました。そして、医者、看護師、患者など、医療に関わる様々な立場の方々に参加いただきグループ討論をします。患者が健康を取り戻し、 心身ともに癒される、安心で安全な医療空間の実現の為に、一患者であり、建築家としての私の視点が役立つことを願い、いくつか提言をさせていただきます。 お時間がありましたら、是非、ご出席いただければ幸いです。

投稿者:Yumi Kori |  講演会 Lectures |  記事本文

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