スタジオ宙

『工事の様子 Construction Site Diary』 カテゴリーの記事

古民家とエアコンの相性

— Old house and Air conditioner —

古民家の空調工事と、コンセント工事が完了しました。日本の古い民家は各部屋が障子や襖で仕切られているため、壁というものがほとんど存在しません。そのため、エアコンを取り付けたり、コンセントを増やしたりする場合、一工夫必要です。今回は工事費用は掛かってしまいましたが、天井裏を利用したダクト式のエアコンを取り付けました。

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本体を天井裏に隠し、吸い込みと吹き出し口を木製ガラリで作り、天井板と色を合わせて取り付けました。
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こうすると、古い和室の雰囲気を損なわずに済みます。
またコンセントは、配線は床下を通し、畳の一部を切り込んで、コンセントボックスを制作して埋め込みました。
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古いものに対し敬意を払い、それをうまく活用しながら次の世代に引き継いでいくことが大切だと思います。P1410978のコピー空調工事のため、蚕部屋だった屋根裏に入ったところ、古い架構をそのまま見ることができました。
ちょっと感動ものですね。

投稿者:Shiho Takematsu |  工事の様子 Construction Site Diary, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

江戸時代の稗倉修復完了!

— — Grain storage house Restoration has completed. — —

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西東京市の文化財に指定されている江戸時代(天保9年)の稗倉の修復が完了しました!

稗倉を近くの子供達や近隣の方々にもっと安全に楽しく見て頂けるようにしたいという地主さんの要望を元に、文化財をもっと知ってもらうため稗倉の周辺環境を整備し、修復を行いました。

 

今回は、草木も自由に生え放題、文化財であることを教えてもらわないとなかなか気付けないような場所に位置していたこの稗倉をどのようにして修復したのかその一部始終をご紹介いたします。下は、改修前の写真です。

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まず、この稗倉の傾きや、伸びきった植栽を整えるべく吊家を行い、倉を一旦移動させました。

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なんと倉を動かしたら下には傾きを調整するために置いたであろう石臼などがたくさん出てきたのです!!これは何かに使えそうですね!

その後石臼等をいったんどかして、地盤改良をおこない土地の傾きをなおして、倉を以前の位置よりも少し手前に動かし、倉の後ろの動線も確保しました。

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そして植栽を新たに植え直し、倉の下にたくさん眠っていた石臼を飛び石にしたり、倉周辺に伊勢砂利を敷いたり、かつて使われていたであろう農具達をレイアウトして…

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このような変貌をとげました。中にはお施主さんのお家にたくさん眠っているかつての農具等を展示してあります。

また夜にはライトアップもされて違った雰囲気をかもしだします。

 

今回の稗倉の修復では、後から取付けた扉を壁に見えるようなカラクリ扉に作り替えました。このようにして少しずつ取り替えながら1つの建物としてまた時を刻んでいけるところは木造の良い所です。この先もこの稗倉が長い時を刻んでいってくれることを願っています。

 

投稿者:Shiho Takematsu |  お知らせ News, 工事の様子 Construction Site Diary, 建物の完成 Project Completion |  記事本文

江戸時代の稗蔵を修復のため吊家

— Storage house from Edo is flied in the Air for restoration. —

西東京市の文化財に指定されている江戸時代(天保9年)の稗蔵を修復するため、疋家ならぬ吊家をし、一時、となりの駐車場に移動しました。千葉県佐原市での歴史的建物の修復でお世話になっている大工の林さんに来て頂きました。土台の下に井桁を組んでレッカーで引き上げる様は、まるで、平安時代の絵巻物「信貴山縁起」「飛倉の巻」の一場面のようでした。P1400942_ed_550

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投稿者:Yumi Kori |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

世田谷の住宅が上棟

— Wooden Framework Completed. —

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関東地方で梅雨入りが発表され、雲行きに憂慮する中で世田谷で進行中の住宅が無事に上棟することができました。
朝早くから現場は動きだし、昼過ぎには基礎だけが存在していた場所に住まい全体の輪郭が現れ、
私にとっては始めての上棟ということもあり、何か生命の誕生に立ち会ったかのような感慨深さがありました。
とはいえ一つの区切りではあるものの、まだまだスタートラインに立ったばかりの光景を前にして、私は心の中で褌を締め直しました。

投稿者:Jun Honma |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

珪藻土の塗り壁を現場で打合せ

— Examining Plastered Wall —

現在進行中の狭小住宅(建坪8.8坪)の内装工事もいよいよ大詰めを迎えています。

和室や居間の左官壁の塗り方などを左官職人さんや現場監督さんと一緒に打合せしました。

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上の写真は、コテで平らにならした表面が乾かないうちに、

素早く刷毛(ハケ)目を付ける「刷毛引き仕上げ」です。

 

刷毛目の表情にムラができないように継ぎ目をどのようにするか、

刷毛が行き届きにくいコーナー部分はどのようになるのか、

などといったことを、実物を見ながら打ち合わせました。

 

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現在、スタジオ宙に、オープンデスクに来ている東京理科大学建築学科の学生さん。左官塗りの難しさを体感中です。

(文責:西山)

投稿者:nishiyama |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

上棟の宴/住いの骨格が現れた

— Wooden Framework Completed ! —

朝から建方がはじまり、夕方には上棟。みるみる組み上がる建物を前に「びっくりするほど頑丈な木組みだ。」と建主も大喜び。そして、無事、骨組が組み上がった夕刻に上棟式。現場監督、大工さん、職人さん、これから工事に関わる各業者さんに、建主から美味しいお寿司とお酒をふるまって頂きました。たった今、上棟したばかりの建物の中で頂くお料理は格別です。ここまでの仕事をねぎらい、そして工事の無事を祈る、施主と作り手がひとつになった、楽しい宴でした!
こうして新しく生まれた空間に人々が集うことで、少しずつ「住まい」が立ち現れてくるように感じました。建坪8.8坪、延床23坪、木造3階。11坪の狭小地に建つ、小さいけれど、広がりを感じられる住まい。工務店の方々と協力しながらしっかり作り上げてきたいと思います!

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投稿者:nishiyama |  工事の様子 Construction Site Diary |  記事本文

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