YUMI KORI ART WORKS

2012年5月の記事

どこにいるのか解らなくなる世界

— cofee put me into disoriented feeling if I was in New York or in Japan... —


名古屋駅前のミッドランドスクエアーの地下で母と待ち合わせをした。コロンビア大学で学生だった頃からのお気に入りだったニューヨークのカフェDean & Delucaの支店をみつけ、うれしくなってカプチーノを飲みながら待つ。ニューヨークと同じ大理石の丸テーブルに置いてあるカプチーノの泡を眺めていたら、一瞬、時間と空間がワープし、自分がいる場所が日本なのか、ニューヨークなのか、よくわからなくなった。

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昭和初期の建築:丸石ビルでの展覧会「終焉をめぐって」

— Jose Luis Farinas exhibition @ YukikoKoide, Maruishi Building —


先週末、素敵な展覧会のopening に行った。

展覧会:「終焉をめぐって」 by ホセ・ルイス・フェリイニャス
会期:2012年5月15日(火)~31日(木)
場所:小出由紀子事務所 東京都千代田区鍛冶町1-10-4 丸石ビル301
http://www.yukikokoide.com/
New York の画廊 Miyako Yoshinaga(私が一昨年展覧会をした素敵なgalleryです!)との協力企画。ハバナ出身のキューバ人アーチストの作品で、世界の創世を示唆するような暗示的な絵画が、繊細な筆遣いで描かれていた。
展覧会も良いのだけれど、小出さんの事務所のある丸石ビルの建物もまたすばらしかった。入り口に立つ2体のライオン像は、どこか生真面目さを感じさせ、なんだか日本風。若い頃のジャングル大帝レオを思いだした。時間のある方は、是非、お出かけください。

ー以下、小出由紀子事務所のWebsiteから抜粋ー
丸石ビルは1931年(昭和6年)に竣工した西洋風建築です。外壁には幡州産の黄龍石や赤龍石が用いられ、正面玄関にはライオン像が置かれています。アーチや柱頭を飾る、ロマネスク風のレリーフを楽しみながら内部に入ると、石膏彫刻を施した天井やモザイク・タイルの床など、手仕事の美しいエントランスホールが迎えてくれます。2002年、有形文化財に登録。

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青い空、エメラルドの海、兵どもが夢の跡

— Blue sky, Emerald ocean and the trace of Sad war, Saipan island. —


久しぶりにビーチで泳ぎたくなり、グアム・サイパンへ小旅行。
東京から3時間強で到着するリゾート…気軽な気持ちで来てみたら、
晴れやかな青い空、透みきったエメラルドの海…、
そこにはまだ生々しい戦闘の残骸があった。
浅瀬に置き去りにされた戦車は風景に黒い影を作り、
海の底に沈んだ零戦は朽ちて魚の住み処となっていた。
立ち枯れて白化した熱帯樹木と鉄錆色の戦闘機の部品を見ながら、
ここで亡くなった沢山の人々の命を思っていたら、
白昼夢のような静けさの中、
思いもよらぬ無常感を感じた。

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町を浸食するネオンライト in New York

— Private light invade Public space to created a kind of Pulic art in NYC —

ネオンライトが歩道にはみ出し、町をどんどん侵略する。公私の境界が不思議に混じり合う夜のニューヨーク。何層にも絡み合った光のインスタレーションの中、ワクワクしながら帰路につく。これはパブリックアートの域に達しているかも…。

 

 

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